開催要領
Google Maps をご利用するには、Google API Key が必要になります。
Api Keyを取得して「コンフィグ > プロパティ設定 > Google Maps API Key」に設定ください。
日時: | 2012年9月4日(火)13:00 ~ 9月6日(木)15:30 |
場所: | 神奈川県箱根市 箱根湯本富士屋ホテル |
| 小田急線箱根湯本駅より徒歩可能 |
定員: | 60名(その内、学生・PDの定員を40名とし若手研究者を優先します) |
対象: | 広く認知科学に興味を持つ学生・研究者。日本認知科学会の会員には限りません。 |
参加費: | 15000円 |
宿泊費: | 14550円(3名~5名での相部屋) |
| シングル・ツインは 25500円 |
| *宿泊費には夕食および朝食が含まれます。 |
| *学生の参加者には日本認知科学会から10000円の参加費の補助があります。 |
| *学生の参加定員は併せて30名です。 |
| *相部屋の部屋割りは事務局にお任せいただきますが、ご要望があれば下記問い合わせ先までメールでお知らせ下さい。 |
主催: | 日本認知科学会 |
協賛: | 玉川大学グローバルCOEプログラム「社会に生きる心の創成ー知情意の科学の再構築ー」(代表:坂上雅道) |
| 科研費新学術領域研究「予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用」(代表:銅谷賢治) |
| 科研費新学術領域研究「ヘテロ複雑システムによるコミュニケーション理解のための神経機構の解明」(代表:津田一郎) |
コーディネータ: | 安西祐一郎(日本学術振興会)、岡田浩之(玉川大学)、今井むつみ(慶應義塾大学) |
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開催の趣旨
認知科学全般について広く深く学んで頂く機会として、昨年(2011年) 9月に日本認知科学会サマースクールを初めて企画しました。本学会の元会長である安西祐一郎先生に講師をつとめて頂き、主に大学院生、ポスドク、若手研究者の皆さんを受講対象にし、合宿形式で実施されたサマースクールでは、多くの皆さんが主体的に参加してくださり、初めての試みだったにも関わらず、闊達な議論が交わされました。参加された皆さんの感想をお聞きしたところ、大きな刺激を受けたので、継続的な開催を望むという声が数多く寄せられました。そこで、本年もサマースクールを開催し、知識の表象、知覚と記憶、学習と発達という、認知科学における重要な研究テーマを取り上げることになりました。それぞれ、第一線で活躍されている方々に講師をお引き受け頂き、さらにいくつかの新たな企画も準備されています。昨年と同様に、受講生の皆さんに主体的に参加頂くことで、認知科学の奥深さや可能性を学んで頂く機会になることを期待しています。
日本認知科学会・会長
横澤一彦(東京大学)
日本認知科学会サマースクールへの期待
多くの世界的な研究者に出会った経験では、世界のレベルでオリジナリティの高い研究者として成功していくには、少なくとも3つの条件を満たす必要があるように思います。第一は、自分のやっていることが好きでたまらない、(いくら厳しくても苦しくても本心は)楽しくてたまらない、という気持ちを持続できることです。第二に、心から尊敬できる立派な研究者に巡り合う経験を持つことです。第三に、自分のテーマについては世界で最も進んでいるフロンティアの環境に身を置く経験を持つことです。これらの条件のすべてをただちに満たすことは簡単ではありませんが、そのためのきっかけとして、これから世界に向けて頑張りたいという志を持った若い人たちが、すでに研究の道を歩んできた第一線の研究者とともに、認知科学における未解決の問題について語り合い、自分の研究を前向きに捉え直す場をつくることが大切だと考えています。昨年に引き続き開かれるサマースクールは、こうした場として絶好のものです。去年のスクールは素晴らしい機会でしたが、その経験を踏まえ、私自身もあらためて認知科学のフロンティアに身を置く研究者に復帰(?)するために、泊まり込みのサマースクールで若い研究者や大学院生の人たちと議論ができるのを楽しみにしています。
日本学術振興会・理事長
安西祐一郎