注1)2019年12月31日までに投稿された論文については,旧査読要領(2007年2月4日版)が適用されます.
注2)本要領は,2020年12月31日までに投稿される論文に対して適用されます.
本要領は,学会誌『認知科学』への投稿論文(研究論文/展望論文/短報論文/資料論文,以下「論文」という)の査読の作業手順について,編集委員会,査読者,および著著の役割を定めたものである.なお,論文以外の投稿原稿と依頼原稿は担当編集委員1名が閲読し,必要に応じて著者に修正を求めた上で,編集委員会で採否を決定する.
編集委員会は,受付日と受付番号を記入した受領通知を著者に送付する.ただし,投稿に不備がある場合には,受理せずに返却する.
編集委員会は,論文を受理した後,担当編集委員1名を選ぶ.
編集委員会は,担当編集委員の推薦に基づき,査読者2名を選ぶ.2名の査読者の専門分野は異なることが望ましい.担当編集委員は各査読者に論文と査読報告書を送付し,査読を依頼する.査読者は,依頼を受けてから1週間以内に査読担当の諾否を担当編集委員に報告する.査読を承諾した場合,依頼を受けてから1カ月以内(短報論文の場合は2週間以内)に査読結果を担当編集委員に報告する.査読者が依頼を拒否した場合,同様の手続きに従い,新たな査読者を選定して依頼する.
査読者は論文を以下の1つに判定し,付随意見を査読報告書に記入し,担当編集委員に報告する.ただし,再査読では,意見のみの報告が求められる場合もある.なお,短報論文と資料論文については,原則として照会(C判定)をしないこととする.
査読にあたっては,以下の点を考慮する.
これらに関して重大な不備がある場合は,それについて付記した上で,D(不採録)と判定する.
担当編集委員は,査読者からの報告に基づき,以下のいずれかの措置をとる.
なお,担当編集委員は査読者の報告のいかんに関わらず照会を行うことができる.採録または不採録と判定した場合はその旨の報告を行う.著者への照会は,編集委員会を経ずに行ってよい.
再査読は,前回の査読でAまたはBまたはCの判定を下した査読者に依頼する.再査読に際して査読者は,AまたはB またはDの判定と付随意見を,あるいは意見のみを報告する.再査読においては,原則として新たな照会(C判定)は行なわない.
担当編集委員は,判定報告にあたり,それまでの論文の全版と全査読報告を編集委員会に提出する.編集委員会は,担当編集委員からの報告に基づいて論文の採否を決定し,著者に結果を通知する.採録の場合はさらに掲載予定号を伝えて著者紹介の執筆を依頼する.
著者からの問合せや投稿取り下げの連絡は,原則として担当編集委員に対して行う.
編集委員は,自分が著者である論文に関する議事には参加しない.
以上の手順の概要を下に図示する。
1994年7月4日 制定
1998年6月25日 一部修正
1999年11月12日 6c, 8を修正
2001年2月21日 5を修正
2007年2月4日 4と7の「照会」を「照会後再査読」に変更
2019年10月10日 論文カテゴリーの変更に伴い全面的に修正
※本要領は,2020年1月1日以降に投稿された論文に適用される.