研究分野別一覧

言語

  • OS03-4
    公募発表
    原田 悦子 (筑波大学人間系)
    荒井はつね (筑波大学)
    人はどのように漫画を読むのか,そのプロセスを明らかにしていくための一つの方法として,「異なる目的のために異なる読み方をしている」個々の読者間での比較がある.本研究はその一例として,二次創作経験者とそうではない一般読者との間で,読み過程の比較検討を行った.その結果,漫画に対する読みの量的な相違,ならびにその結果としての記憶成績の相違等が示された.また読み過程における発話内容の分析から,そこで行われている読み過程について,考察を行った.
  • OS05-3
    公募発表
    西川 純平 (静岡大学)
    森田 純哉 (静岡大学)
    言語発達の過程の一部は音韻意識と呼ばれる能力に支えられる. 発達の過程では,音韻意識が未熟なために起こる誤りが報告されている. このような能力の形成をうまく支援するためには,個人の認知特性を考慮することが重要になる. 本稿では,人の内部プロセスに対応するモデルを組み込んだ支援システムを提案する. 個人に対応するモデルを持つシステムにより音韻意識の形成を支援する仕組みを構築することを目指す.
  • OS11-4
    公募発表
    天谷 晴香 (国立国語研究所)
    Copresence is realised not only by physical interaction but also through distant communication. Social media influencers build relationship through their content with their viewers. This study examines the way the influencers verbally switch between here-and-now things and there-and-then things so that they can situate themselves more realistically in viewers’ place-and-time, utilizing the immediate and displaced modes by Chafe(1994) and the decontextualization degrees by Cloran (1994). Words in the titles of their beauty-related videos were found to become more decontextualized in the time course. In their speech in the video, the influencer addressed directly to their viewers especially in the unusual situation as in a quarantine period of the society.
  • OS11-6
    公募発表
    小林 勝也 (東京電機大学大学院)
    安田 哲也 (東京電機大学)
    小林 春美 (東京電機大学)
    本研究では共有知識の有無が、言語・非言語使用に影響するのか否かを調べるため、Zoomを使った遠隔対話を用いた実験を行なった。実験はナビゲーション課題を模したものであり、話し手に道順を伝えてもらった。言語分析からは特に「そ系」(それ・その・そこ)の用法ごとの使用頻度に大きく差があり、指示形容詞である「その」が最も多く使われた。非言語分析からはジェスチャーの回数も相手を見る時間も、どちらも共有知識の有無に影響を受けていることが示された。
  • O1-4
    中山 一輝 (大阪大学大学院基礎工学研究科システム科学領域システム創成専攻博士前期課程1年)
    高橋 英之 (大阪大学大学院)
    石川 悟 (北星学園大学)
    伴 碧 (大阪大学大学院基礎工学研究科)
    石黒 浩 (大阪大学大学院基礎工学研究科)
    本稿では,心の多様性の一例として,内言(声に出さない心的な思考)がどれだけ個体間で異なっているのか,それを定量的,定性的に明らかにすることを目指す.さらに,そのような内的な心的過程の可視化を進めていくことにより実現する,個人によりあったサービスや補助などの提供の可能性について議論を行いたい.
  • O3-4
    矢野 颯真 (静岡大学情報学部行動情報学科)
    井上 直紀 (静岡大学情報学部行動情報学科)
    森田 純哉 (静岡大学)
    本研究では、ジレンマ環境での新規なコミュニケーションシステムの成立と変化について、ゲームを用いて実験的に検討した。実験の結果、ジレンマ環境においてコミュニケーショシステムが大きく変化したことが示された。また、高得点者と低得点者の主観評価の違いから、明示的な搾取構造が見て取れた。協調優位なジレンマ環境においては、低得点者にのみ曖昧性の低下が見られ、非明示的な搾取構造が示唆された。
  • O4-3
    七田 麻美子 (埼玉大学 )
    菊地 浩平 (筑波技術大学)
    須永 将史 (小樽商科大学)
    本論は,新型コロナウィルス禍によって現地視察を含む企業研修のオンライン化を余儀なくされた研修開発現場を対象に,DXがどのように行われたかを検証する。研修開発担当者たちの会話を相互行為分析の手法で考察した結果,ヴァーチャル化した研修コンテンツが一定の水準のものになっても,むしろそれゆえに,ヴァーチャルでは体験できないことを「物足りなさ」として「現地」が志向されるという現象が確認された.
  • P1-02
    川﨑 貴子 (法政大学)
    田中 邦佳 (法政大学)
    本研究ではL2での音声間の知覚的距離にL1の影響が見られるかを日本語母語話者と中国語母語話話者を対象とした英語子音の知覚混同実験を行い調査した.中国語には日本語よりも多くの摩擦音が存在するため, 中国語母語話者はより仔細に摩擦音の弁別ができると予想した.両群の混同傾向の結果を比較したところ, L1の摩擦音の配置がL2の知覚マップに影響しており, 中国語における摩擦音の多さが知覚の精密さにつながっていると考えられる.
  • P1-10
    本井 佑衣 (立命館大学大学院)
    岡本 雅史 (立命館大学)
    日常対話は多くの漫才対話と異なりフロア保持が頻繁に移り変わる場面と移り変わらない場面が混在する.本研究では,日常対話において話者の一方がフロアを保持している場合とフロア保持の交替が頻繁に移り変わる場合とでどのような対話リズムの変化が存在するのかをインタラクションリズムの観点から分析する.分析の結果,日常対話にも漫才対話と同様の対話リズムが存在することやフロアの対称性の有無が変化しても共通したインタラクションリズムがあることが観察された.
  • P1-15F
    韓 旼池 (京都大学院生)
    「すごーい!」日常のコミュニケーションでは,アナウンサーがニュース原稿を読み上げるような標準的な発話音声から逸脱した形で発話がなされることもある.逸脱した発話音声は無秩序なものでは基本的になく,聞き手はそこに意味合いを感じる.では,その逸脱した「音声」とそこから感じられる「意味合い」のカップリングは「記号」と考えられるだろうか? 音声言語のみではなく,文字言語にも関わるこの問題を,本発表は「母音の延伸」という具体的な題材から考えてみる.
  • P1-17
    中村 太戯留 (武蔵野大学)
    扁桃体の関連性感知は,主体にとって意味ある情報を「見いだす」ことである.その際に「保護されている」という認識の枠組みを伴った遊び状態であるときにユーモアが生じると考えられている.この理論は,優越理論における攻撃性を見いだすとき,エネルギー理論における抑圧された暴力的ないし性的な要因を見いだすとき,そして不調和解消理論における新たな関係性や間違いを見いだすとき,ユーモアが生じると捉えると,これらの先行理論と整合するように見える.
  • P1-43
    浅川 伸一 (東京女子大学情報処理センター)
    近藤 公久 (工学院大学情報学部情報デザイン学科)
    日本語 wikipedia を用いて訓練した単語のベクトル表現集合を意味空間とし,これらに対して射影変換によって文脈効果が得られるかを検討した結果を報告する。射影変換を用いることの利点は,階層構造で表現された意味概念では,詳細な記述,操作,検索過程などと直接関連させることが困難な心的操作を表現可能なことである。射影変換が文脈効果を表す心的操作の一部と見なすことで推論や検索過程が記述可能と考えられる。
  • P1-49
    原田 康也 (早稲田大学)
    坪田 康 (京都工芸繊維大学)
    鍋井 理沙 (東海大学)
    赤塚 祐哉 (早稲田大学)
    森下 美和 (神戸学院大学)
    The authors have collected audio and video recordings of students interacting among themselves in tasks intended to help them acquire communicative skills in English. Observation and analysis of those recordings strongly suggest that existence of “other students” and interactions with them are crucial factors in making it possible for the learners to attain those goals in autonomous mutual learning. In this presentation, we will focus on the importance of “noises”, chit-chats, murmurs and repetitions of what other students uttered that we find in interactions among those students. Those “noises” are important aspects of their interactions, through which students support themselves.
  • P1-57F
    蓬田 息吹 (東京大学教育学研究科博士後期課程)
    清水 大地 (東京大学大学院)
    岡田 猛 (東京大学教育学研究科)
    芸術の創作において,知覚や感覚運動処理などの身体に基づく要素を利用することの重要性は,様々な先行研究により指摘されている。本研究では,言語芸術の一領域である俳句において,その創作に関わる知覚のうち,言葉の響きに対する知覚が活性化した状態で創作を行うことの効果について検討する。具体的には,日常的な俳句創作経験を有しない大学生・大学院生を対象としたオンライン創作実験を行い,実験で作られた俳句とその創作プロセスをそれぞれ分析する。
  • P2-01
    程 レイ雅 (東北大学 大学院文学研究科 言語学研究室)
    木山 幸子 (東北大学 大学院文学研究科 言語学研究室)
    本稿は、日本語話者が現実の事態をどのように認知して文の項を省略するかを把握することを目的とし、文法関係および意味役割に応じた項省略の選好性について、同意義の有対自他動詞による1項動詞文と2項動詞文で比較した。コーパスを用いて日本語文の項省略傾向を調査した結果、省略されやすい項は、文法関係が主語か目的語かにかかわらず、意味役割上の動作主であることが示された。日本語における項省略は、文法関係よりも意味役割に依存して実現されることを示唆した。
  • P2-02
    臼田 泰如 (国立国語研究所)
    本研究では日本語日常会話において,物語の語りの中で生じる引用発話をマークするのに用いられる「とか」を分析する.データは『日本語日常会話コーパス』モニター公開版から会話断片を採取して使用し,会話分析 の手法を用いて分析する.分析の結果は以下である.「とか」は引用を新奇なものとしてマークするものであり,複数種類の引用マーカーはそれぞれの引用発話をどのような位置づけで物語に配置しているかを可視化し,物語を構造的に理解可能にする装置である.
  • P2-03F
    宮本 真希 (北陸先端科学技術大学院大学)
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術専攻 知識科学研究科)
    同じ言語を共有していない話者間での音声による情報伝達にはふつう困難が伴う。これは両者の間で音声とその指示内容を結び付ける規則を共有していないためと考えられる。そこで,本研究では音声とその指示内容の結びつきが完全には恣意的でないとされるオノマトペであれば,同じ言語を共有していない話者間でも情報伝達が可能ではないかと考え,話し手と聞き手が音声の指す内容をそれぞれ選択肢から選ぶという限定的な状況でのオノマトペの情報伝達性について検証した。
  • P2-04
    範 雯婷 (法政大学大学院)
    本研究では,日本語母語話者と日本語上級学習者の長音の長さを比較するとともに,それぞれ,長音の長さの変化はどのような音環境で起こるのかを調査した.結果,3モーラ語における長音発話に関して,超級・上級L2学習者は母語話者のように話速によって長音持続時間を変えていた.また,日本語母語話者では長音の位置によって長音が短音化する現象が観察されるが,このような現象は超級・上級学習者では見られなかった.
  • P2-05
    川端 良子 (国立国語研究所)
    会話の参加者にとって非共有知識の対象を,会話の 中で参照する場合には,名詞の後に「って」や「という」のような引用形式が用いられるという従来の説を 日本語地図課題対話コーパスを用いて検証する。
  • P2-06
    松井 理直 (大阪保健医療大学)
    開拗音は、日本語の音節構造やモーラの構造を考える上で 1 つの手がかりを与えてくれる現象である.もし開拗音が硬口蓋化要素を持つ単独の子音であるとするならば、日本語の頭子音に子音連鎖は存在しない.これに対し、拗音が介音構造を持つのであれば,限定的とはいえ,日本語は頭子音の子音連続 [C+j] を許すか,あるいは上昇二重母音を許す.本研究では,こうした性質について持続時間の観点から検討を行う.
  • P2-07
    稲葉 みどり (愛知教育大学)
    本研究では、日本語を母語とする6歳児、7歳児の物語文の構造の発達の特徴を考察した。物語文法(Thorndyke, 1977)を基軸とし、「設定」「展開(起・承・転)」「結末(結)」を考察の柱とし、テキストマイニングにより頻出語彙、共起ネットワークを解析した。その結果、6歳児には、物語の設定、展開―起、承を語る能力の発達、7歳児では、物語の展開の転から結末までを関連づけて語る能力の発達が示唆された。
  • P2-09
    青木 慎一郎 (岩手県立大学)
    ASD者の情報選択特性をナラトロジーの観点から検討した。ASD者はコミュニケーションにおいて物語の論理展開の分岐・選択に注目しない。分岐・選択の少ない要約に親和性がある。要約の「見立て」「たとえ話」は構造が異なる。「見立て」は結論に至らず想起継続となり支障が出る。「たとえ話」は論理展開があり他者と共有が可能で想起継続を止め得る。また、現実と離れた表現であり、状況と距離を置けるので支援に活用できる。物語生成論によるシステム化が期待される。
  • P2-10
    呉 航平 (公立はこだて未来大学)
    寺井 あすか (公立はこだて未来大学 システム情報科学部)
    キャッチコピーにおいてよく使われている修辞技法として比喩があることが指摘されている.本研究ではキャッチコピーにおける比喩に着目し,キャッチコピーにおいて対象となる語を被喩辞,キャッチコピーにおいて強調したい特徴を特徴語とみなすことで,比喩生成を応用したキャッチコピー作成支援システムを提案した.また,先行システムと提案システムの比較を通じ,キャッチコピー生成における比喩生成機構の有効性を示した.
  • P2-11F
    和田 周 (公立はこだて未来大学大学院 システム情報科学研究科)
    寺井 あすか (公立はこだて未来大学 システム情報科学部)
    計算機により生成された俳句に対する季語を中心とした単語関連度に基づく評価機構について検討した.まず,現代俳句データベースを用いてSeqGANの学習を行い,季節情報を付与された俳句生成が可能なシステムを開発した.生成された俳句に対し,季語及び構成語の関連度を推定し,評価実験で得られた俳句の良さに関する評定値との関係を分析した.その結果,意味の理解しやすい句において季語と対立語の関連度が低いほど良い俳句であると評価される傾向が示唆された.
  • P2-13
    関根 和生 (早稲田大学人間科学学術院)
    森本 智志 (慶應義塾大学先導研究センター)
    本研究では,プロとアマチュアラッパーのフリースタイルラップ中の脳賦活領域と言語・認知能力との関係を検討した.その結果,プロラッパーは,アマチュアラッパーと比べて,言葉の音韻情報の処理と保持に関する課題成績がよく,フリースタイル中のOxy-Hbの値が,運動前野と左縁上回領域で高かった.このことから,プロとアマチュアのパフォーマンスの相違は,音韻情報の処理速度と維持能力に起因していることが示唆された.
  • P2-20
    黒田 航 (杏林大学医学部)
    阿部 慶賀 (和光大学現代人間学部)
    粟津 俊二 (実践女子大学教育学部)
    寺井 あすか (公立はこだて未来大学 システム情報科学部)
    土屋 智行 (九州大学言語文化学部)
    日本語容認度評定データ (ARDJ) では容認度評定を得るために466種類の刺激文を使用した.その後,同一文から読み時間データを追加収集し評定値データと対応づけた.黒田ら (2020) はこのデータの回帰分析から,読み時間と容認性判断との間に明確な相関が見出せない事を報告した.本研究はRPART を使ってこの結果を再評価した.読み時間と容認度判断との相関は,限定的かつ複雑である事が示唆された.
  • P2-27F
    澤田 知恭 (筑波大学大学院)
    岡部 莉子 (筑波大学)
    中尾 菜々子 (筑波大学)
    鷹阪 龍太 (筑波大学人間系)
    原田 悦子 (筑波大学人間系)
    高齢者の相手の顔信頼性に基づき信頼性を推測するバイアスは,詐欺被害に繰り返し遭うリスクを高めると指摘されている(Suzuki, 2018)。原田他(2020)では,高齢者が若年成人と相談すると,顔信頼性依存度が低下する可能性を示した。しかし,原田他(2020)は実験デザイン上,若年成人との相談に効果があるのか,相談自体に効果があるのか区別できない。本研究は実験条件を統制して原田他(2020)を追試し,会話内容の側面から分析を行った。
  • P2-36F
    浅野 恭四郎 (静岡大学大学院総合科学技術研究科)
    須藤 早喜 (静岡大学大学院総合科学技術研究科)
    光田 航 (NTT メディアインテリジェンス研究所)
    東中 竜一郎 (NTT メディアインテリジェンス研究所)
    竹内 勇剛 (静岡大学)
    対話における基盤化は対話者間における共通認識の形成を指し,円滑な進行と相互理解において重要な役割を果たす.基盤化の対象の様相や構造が複雑な時,形状などの細部を明示する表現や,細部を明示しない比喩などの全体的表現が用いられるが,これらの違いが基盤化に与える影響の相違は十分に検討されていない.そこで本研究では前者の表現と後者の表現に異なる重みを与え基盤化された確率を予測するモデルを提案し,対話における基盤化の確信度の変化を考察した.
  • P2-44
    山森 良枝 (同志社大学)
    本稿では、直説法条件文では成立する前件と後件の間の論理的依存関係が成立しない擬似条件文と誤謬推論を取り上げ、両者を比較しながら、「適切な文脈の欠如」という従来の前提に関る概念を相対化し、誤謬推論が<既存の文脈/世界と並行的な関係にある、それとは別の種類の文脈/世界の創設する>コミュニケーション機能を持つことを主張する
  • P2-45
    本多 明子 (神戸女子大学)
    本発表では,形式的・意味的に類似している英語の使役移動構文と動詞不変化詞構文が言語獲得初期段階である幼児の発話においても別個の構文として区別して使用されていることをCHILDESをもとに示す.身に着けるモノと身体部位が関わる位置の変化を言語化するときには、子どもは起点あるには着点となる身体部位を言語化せず,動詞不変化詞構文を選択する。ここでは構文選択について焦点化と経験的基盤が関係していることを示す.
  • P2-48F
    岡 隆之介 (三菱電機株式会社)
    大島 裕明 (兵庫県立大学大学院情報科学研究科)
    楠見 孝 (京都大学大学院教育学研究科)
    本研究では、Oka and Kusumi (2021)で見られた、主題に付与された特徴が増えることで字義文に対する比喩文の言い換えの割合が高まるという現象を、言語モデル(word2vec, BERT)で追試することを目的とする。結果、主題に付与される特徴が増えるほど文間の類似度は大きくなることを確認し、言語モデルは人の比喩選択割合を追試しなかった。一方で、各言語モデルに基づく文の類似度は人の比喩選択割合と正の相関関係にあった。
  • P2-49
    宮崎 太我 (東京工科大学)
    榎本 美香 (東京工科大学)
    本研究では、3人会話において2人だけが話している所へ、3人目が参加する方略を解明する。分析1では、3人目が会話に再び参加した時の発話内容を分類する。分析2では、相槌・頷きの生じる位置を分析し、3人目は発話内・発話末の使い分けがないのに対し、他の2人では発話内で頷き、発話末で相槌という使い分けをしていることをみる。分析3では、事例分析から、共有知識や連続質問などによって3人目が会話から取り残されていることをみる。