日程

ポスター発表1 (P1)

9月3日(金) 13:45 - 15:45
会場:oVice会場
  • P1-01
    廣田 章光 (近畿大学)
    小川 亮 (株式会社プラグ)
    黒岩 健一郎 (青山学院大学大学院)
    吉橋 昭夫 (多摩美術大学)
    本研究は、2020年8月~9月にかけ日本企業の組織におけるデザイン思考の導入実態調査と分析結果の一部である。デザイン思考を組織に導入した結果、デザイン思考が組織に浸透・定着したグループと、浸透・定着していないグループにおいて、それぞれの組織のデザイン行動を比較した。その結果、デザイン思考導入における要件として、①デザインの経営への役割、②組織に定着した仕組み、③経営者のデザインの効果認識の3点について明らかにした。
  • P1-02
    川﨑 貴子 (法政大学)
    田中 邦佳 (法政大学)
    本研究ではL2での音声間の知覚的距離にL1の影響が見られるかを日本語母語話者と中国語母語話話者を対象とした英語子音の知覚混同実験を行い調査した.中国語には日本語よりも多くの摩擦音が存在するため, 中国語母語話者はより仔細に摩擦音の弁別ができると予想した.両群の混同傾向の結果を比較したところ, L1の摩擦音の配置がL2の知覚マップに影響しており, 中国語における摩擦音の多さが知覚の精密さにつながっていると考えられる.
  • P1-03
    白水 始 (国立教育政策研究所)
    齊藤 萌木 (東京大学)
    飯窪 真也 (東京大学)
    森山 一昌 (飯塚市教育委員会)
    協調学習は学習成果の可搬性や学び方の学び(メタ学習)を保証するとされるが,どの程度長期間保持されるかは定かではない.本稿では小学校6年生から「知識構成型ジグソー法」授業で学んだ学習者7名に10年後の回顧的インタビューを行った.その結果,自分の言語化や理解内容を中心に体験を想起でき,「話しながら理解を深める学び方」として肯定的に想起されることが示された.この結果は協調学習の成果を示し,教育目標や教育実践研究の在り方に刷新を促す.
  • P1-04F
    下條 志厳 (立命館大学大学院人間科学研究科)
    林 勇吾 (立命館大学)
    大本 義正 (静岡大学情報学部)
    森田 純哉 (静岡大学)
    ICAPにおいて最も深い学習プロセスであるInteractiveに学習者が従事することは困難である.本研究では,協同におけるコンセプトマップ作成活動に着目する.文脈・タイミングに応じた支援を行うには,コンセプトマップの状態を把握する必要がある.ここでは,CmapToolsを用いた先行研究と同様に学習パフォーマンスが向上するのか確かめた.その結果,学習パフォーマンスは促進されることが分かった.
  • P1-05F
    髙瀨 愛理 (筑波大学,産業技術総合研究所)
    若月 大輔 (筑波技術大学)
    中島 佐和子 (秋田大学)
    大山 潤爾 (産業技術総合研究所,筑波大学)
    字幕設計要素について,映画の一部のシーンに字幕を重畳した映像を用いて,健聴者と聴覚障がい者における印象評価を検討した.この結果を,人の認知の時間特性を考慮して情報を設計する時短デザイン研究と比較し,これら研究知見の字幕基準としての一般性や汎用性を検討した.さらに,これらの知見を評価パラメータとして実装し,実際に開発した字幕評価ツールの評価性能を検討した.
  • P1-06F
    服部 エリーン 彩矢 (名古屋大学大学院情報学研究科)
    山川 真由 (名古屋大学大学院情報学研究科)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    近年の研究で,創造的生成物が拒否される傾向にあることが示されている.その原因として,創造性の評価観点の1 つである実用性が過小評価されることが指摘されている.本研究では,新奇性が高いものを志向するパーソナリティとして新奇性追求傾向を扱い,実用性過小評価の個人差について検討した.その結果,新奇性追求傾向高群は低群に比べて,新奇性が高いアイデアの実用性を過小評価しないことが示された.
  • P1-07F
    横山 真衣 (帝京大学)
    小島 一晃 (帝京大学)
    山川 真由 (名古屋大学大学院情報学研究科)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    本研究では,自己に対する評価のずれ,および,他者に対する評価のずれとBig Fiveとの関連を検討した.グループワークを行い,自己評価と他のメンバーに対する他者評価を測定した.分析の結果,自己を過大評価する人は過小評価する人より,外向性と開放性が高いことが示された.また,他者を過大評価する人は過小評価する人より調和性が高いことが示された.
  • P1-08
    田中 徹 (慶應義塾大学)
    高橋 萌 (元慶應義塾大学)
    佐野 岳史 (元慶應義塾大学)
    鈴木 敬和 (元慶應義塾大学)
    角 晴美子 (元慶応義塾大学)
    水口 高翔 (元慶應義塾大学)
    慶應義塾大学リーディングプログラムは文系理系13研究科から学生が集まり,超成熟社会の持続的発展をリードする文理融合型博士人材育成を目指している.その中で我々は,対話を重視するリビングラボ活動を岩手県遠野市で進め,多様な話題で来場者の滞留時間を上げ,小人数で対話を深める『遠野サイエンスカフェ』を開催し,成果を上げてきた.今回は文理融合教育実践活動の視点から,成果/課題/可能性について報告する.
  • P1-09
    安久 絵里子 (筑波大学)
    原田 悦子 (筑波大学人間系)
    鷹阪 龍太 (筑波大学人間系)
    葛岡 英明 (東京大学)
    本研究では旅行代理店での接客場面を想定し,遠隔対話システムを用いた接客(遠隔接客)と対面接客との比較,および遠隔接客の中でもアバター映像と実写映像による接客との比較をし,各場面での客-店員間の主観評価の比較を行った.また,客の年齢(高齢/若年)の影響を分析に加えた.その結果,店員役の推測と客役の評価間や,店員自身の評価と店員役の推測間での主観評価には非対称性が見られた.
  • P1-10
    本井 佑衣 (立命館大学大学院)
    岡本 雅史 (立命館大学)
    日常対話は多くの漫才対話と異なりフロア保持が頻繁に移り変わる場面と移り変わらない場面が混在する.本研究では,日常対話において話者の一方がフロアを保持している場合とフロア保持の交替が頻繁に移り変わる場合とでどのような対話リズムの変化が存在するのかをインタラクションリズムの観点から分析する.分析の結果,日常対話にも漫才対話と同様の対話リズムが存在することやフロアの対称性の有無が変化しても共通したインタラクションリズムがあることが観察された.
  • P1-11F
    白砂 大 (追手門学院大学)
    本田 秀仁 (追手門学院大学)
    松香 敏彦 (千葉大学)
    植田 一博 (東京大学)
    人が行うヒューリスティックの使用について, 従来にない新たな課題構造のもとで, 正確性のみならず使用可能性の両側面から検証した。行動データの分析から, 人は課題構造に応じて, 使用できる機会が多く, かつ正答をより多く導くことのできるヒューリスティックを使っていることが示唆された。本研究の知見は, 人がいかにして正確な判断を行っているかについてより深く理解するための契機になると考えられる。
  • P1-12
    正田 悠 (立命館大学スポーツ健康科学部)
    山下 瑛司 (神戸大学国際人間科学部)
    本研究では,演劇作品に対する評価を定量的に評価するための尺度を構築した。Twitterによる語彙収集,インターネット調査による尺度構築,および演劇の動画視聴による尺度の妥当性と内的一貫性の検証を行った。その結果,5因子26項目からなる演劇評価尺度を構築した。今後,実際の舞台作品を鑑賞直後に演劇評価尺度を評価してもらうことで,本尺度の舞台鑑賞への適用可能性を探る必要がある。
  • P1-13F
    佐野 貴紀 (株式会社構造計画研究所)
    本研究では,CNNを用いて顔の魅力度を予測するモデルを構築し,CNNにおける予測判断の根拠を可視化するのに優れたGradient-weighted class activation mapping(Grad-CAM)の手法による顔魅力要因の調査を行った.その結果,抽出された特徴から,性差による違いと心理学研究における知見とのいくつかの共通点が確認された.
  • P1-14F
    細川 敦司 (静岡大学情報学部)
    森田 純哉 (静岡大学)
    他者の行動を読み合う認知プロセスは十分に明らかになっていない。これを明らかにするには、認知プロセスを詳細に記述するモデルが必要である。本研究では、認知アーキテクチャACT-Rを用いて模倣や部分一致に関する様々な条件の認知モデルを構築し、行動の探り合いが発生するカードゲームをプレイさせた。その結果から、模倣戦略は行動の読み合いを再現するという可能性が示唆された。
  • P1-15F
    韓 旼池 (京都大学院生)
    「すごーい!」日常のコミュニケーションでは,アナウンサーがニュース原稿を読み上げるような標準的な発話音声から逸脱した形で発話がなされることもある.逸脱した発話音声は無秩序なものでは基本的になく,聞き手はそこに意味合いを感じる.では,その逸脱した「音声」とそこから感じられる「意味合い」のカップリングは「記号」と考えられるだろうか? 音声言語のみではなく,文字言語にも関わるこの問題を,本発表は「母音の延伸」という具体的な題材から考えてみる.
  • P1-16
    野村 理朗 (京都大学 大学院教育学研究科)
    河原 大輔 (早稲田大学 基幹理工学部)
    松尾 正信 (京都テキストラボ,京都情報大学院大学)
    自然言語処理により,新聞記事に対する読み手の感情と重要性を自動推定するシステムを構築した。はじめに新聞記事の重要性ならびに感情指標に関し,各々2000記事,40000記事からなるオリジナルのデータセットを構築した。続いて深層ニューラルネットワークの先端モデルの一種であるBERTをベースに,記事に対する各心理指標の分類課題を行った結果,重要性推定の精度は65%とおおよそに実用可能な水準に達した。
  • P1-17
    中村 太戯留 (武蔵野大学)
    扁桃体の関連性感知は,主体にとって意味ある情報を「見いだす」ことである.その際に「保護されている」という認識の枠組みを伴った遊び状態であるときにユーモアが生じると考えられている.この理論は,優越理論における攻撃性を見いだすとき,エネルギー理論における抑圧された暴力的ないし性的な要因を見いだすとき,そして不調和解消理論における新たな関係性や間違いを見いだすとき,ユーモアが生じると捉えると,これらの先行理論と整合するように見える.
  • P1-18F
    ヒュース 由美 (東京大学大学院学際情報学府)
    向井 香瑛 (早稲田大学理工学術院, 日本学術振興会)
    渡邊 克巳 (早稲田大学理工学術院)
    工藤 和俊 (東京大学大学院学際情報学府)
    本研究では,第三者による即興劇と台本劇の弁別特性を検討するために,3条件(「視聴覚」「視覚のみ」「聴覚のみ」)の映像刺激により弁別テストを行い,理由と自信度を尋ねた.その結果,3条件ともチャンスレベルよりも高い正答率を示し,条件間に有意な差は認められず,自信度は「視聴覚条件」が有意に高かった.今回の課題における即興劇の弁別は,刺激モダリティの数に関わらず可能であること,回答に対する自信は刺激モダリティの影響を受けることが示された.
  • P1-19
    星 海地 (明治大学大学院理工学研究科)
    嶋田 総太郎 (明治大学理工学部)
    人間のパーソナリティ特性の評価方法としてビッグファイブ理論が提案されており、ビッグファイブの5因子から少なくとも4つの性格クラスタに分類できることが報告されている.本研究では5因子によって分けられる4つの性格クラスタと安静時の脳波から得られた脳領域間のコネクティビティとの関連性を調査した.実験の結果,各クラスタにおけるコネクティビティのパターンを可視化でき,5因子をクラスタに分けて脳ネットワークとの関連性を議論することの有用性を示した.
  • P1-20
    荒井 武蔵 (千葉工業大学大学院)
    山崎 治 (千葉工業大学)
    本研究は,論証型,アイディア提案型の異なる性質をもつ課題を設定し,限定された範囲とクラウドソーシングによる広範囲からの意見に含まれる多様性の多寡および情報の質の特徴を明らかにすることを目的とした.結果として,アイディア提案課題において,クラウドソーシングによる意見収集では他とは異なる単独のアイディアが得やすいものの,創造的な活動への寄与という観点からみると,価値が高い意見収集とは言えないことがわかった.
  • P1-21
    橋本 直美 (明治大学)
    嶋田 総太郎 (明治大学理工学部)
    マインドフルネス瞑想の実践は、ストレス社会の中で精神的健康を保つために、有益な効果をもたらすと考えられる。本研究では4週間のオンライン瞑想トレーニングコースを作成し、その効果を検証した。アンケート調査の結果、トレーニングコースは参加者のマインドフルネスの程度と自尊感情を高める効果があり、トレーニング終了後1か月経過時でもその効果が持続している可能性が示唆された。また、マインドフルネスの程度と自尊感情の高さに相関関係があることも示された。
  • P1-22
    山田 雅敏 (常葉大学)
    大畑 昌己 (桃山学院教育大学)
    栫井 大輔 (桃山学院教育大学)
    The purpose of this study was to discuss the assessment of proficiency in advanced physical skills by focusing on the coaching of the skills for changing running direction under sports settings. In discussion, it was found that the evaluations of the mastery of physical skills could receive a certain level of positive assessment in terms of the presence of mastery but, at the same time, had much room for consideration in respect of the degree of mastery. In addition, it was indicated that the learner’s self-evaluation might be affected by the instructor’s evaluation.
  • P1-23
    大津 耕陽 (立命館大学 グローバルイノベーション研究機構)
    林 勇吾 (立命館大学)
    下條 志厳 (立命館大学大学院人間科学研究科)
    田村 昌彦 (立命館大学)
    泉 朋子 (立命館大学 情報理工学部)
    エージェントとの対話場面における視覚的な提示方法の差異が個人の期待感や解釈に与える影響について検討するため,不公平回避行動の観察課題である最終通告ゲームを用いた実験を実施した.ゲームの対戦相手をVR環境中のエージェント,もしくは,モニター上のウインドウとして提示したところ,前者の場合において相手の提案を寛容に受け入れる傾向が見られた.また,エージェントへの身体動作の付与が,一定条件下で提案承認への確信度へ影響を与えることが示唆された.
  • P1-24
    尾関 智恵 (愛知工科大学)
    白水 始 (国立教育政策研究所)
    中山 隆弘 (東京大学)
    コロナ禍によって遠隔教育の必要性が高まるなど,オンラインでの学習環境に注目が集まっている.しかし,学習環境のデザイナーやユーザの学習モデルが古いままでは,単なる教授主義での知識の伝達と受容の強化にとどまってしまう.「一人で教科書を読む」という受動的な活動になりがちな学習環境をいかに能動的な知識理解の環境にすることができるか.本稿は,三省堂教科書を電子化した20年前の試みのその後10年間の報告を基に,学習環境のデザイン指針を得る.
  • P1-25
    石川 悟 (北星学園大学)
    クッション型セラピーロボット「Qoobo」に対して「思い入れ」を持てるような「出会い場面」の経験が,2週間の Qoobo とのインタラクションをどのように変えてくのか,Qoobo への印象や愛着の程度を尋ねる質問紙と半構造化インタビューにより調査した.その結果「出会い場面」の影響は明確に現れなかった.それに対し,参加者が 持つ「思い込み」が Qoobo に「投射」され,Qoobo の印象やインタラクションを変えた可能性が示唆された.
  • P1-26F
    二宮 由樹 (名古屋大学)
    岩田 知之 (名古屋大学)
    寺井 仁 (近畿大学)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    Einstellung effectは既存の知識や経験への固着が問題解決を妨げてしまう現象である.WMCの高い参加者は,固着した情報に過度に集中してしまうため,固着から脱却しにくいことが知られている.しかし,WMCが,情報探索を媒介し,次善解から最善解への転換に与える影響について実証的に調べた研究は少ない.本研究では,WMCがEinstellung effectに与える影響について情報探索が媒介するという仮説を検討する.
  • P1-27
    岡松 育夢 (立命館大学)
    小林 晶 (立命館大学)
    松室 美紀 (立命館大学)
    柴田 史久 (立命館大学)
    木村 朝子 (立命館大学)
    本研究では,身体のメンタルモデルの変更を促進する手がかりを検討した.MRにて,腕の位置を変更した映像を提示しつつ単純動作を繰り返し行わせた.この試行を通し,何も見えない状態で,指を同じ高さに合わせる課題の時に,両腕を同時に動かす・同じ高さに動かす,の2種類の有無を操作した.結果,両手がかりのない試行を含む,全試行を通して身体の動きが変化した.つまり,これら2つの手がかりが,身体のメンタルモデルの変更を促進するものでないことが示唆された.
  • P1-28
    鳥居 拓馬 (北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術専攻 知識科学研究科 助教)
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術専攻 知識科学研究科)
    人は時空間的に変化する複数の対象を統合された1つのオブジェクトと知覚する.本研究では「うごき」に関するオブジェクト性を探るべく,ランダムドットを用いた運動錯視を調べた.運動刺激の局所的特性を重視する仮説と全体的特性を重視する仮説に基づくモデルの予測を導き出した.この予測を予備的な心理実験で検証したところ,全体的仮説と定性的に類似した傾向をえた.この結果は,人間は並進ランダムドット全体をひとつのオブジェクトと知覚することを示唆する.
  • P1-29F
    小笠原 香苗 (総合研究大学院大学)
    小池 耕彦 (総合研究大学院大学,生理学研究所)
    定藤 規弘 (総合研究大学院大学)
    プレッシャーが運動制御に影響を与えるメカニズムを明らかにするため,運動制御精度と,力みという意識下の身体状態を区別可能な実験系を考案し,両者にプレッシャーが与える影響を検討した.握力で車を制御する課題を用いた.参加者は,練習の後に,本番として,評価を受けるプレッシャー条件,評価のない対照条件をおこなった.実験の結果,運動制御と力の発揮はどちらもプレッシャーにより影響を受けるものの,影響の受け方が異なることが明らかとなった.
  • P1-30F
    平田 貴士 (名古屋大学大学院 情報学研究科 心理・認知科学専攻)
    平田 豊 (中部大学大学院 工学研究科 ロボット理工学専攻)
    川合 伸幸 (名古屋大学大学院 情報学研究科 心理・認知科学専攻)
    打球などの運動物体を眼で追う際には,滑動性眼球運動(SP)が発生する.SPは過去の運動物体の軌道から位置を予測して眼を動かす予測機能を有する.SPの追従性能には上下非対称性が存在し,上昇運動に比べ下降運動において,より高い性能を示す.こうした非対称性には,重力方向または身体軸の上下方向が寄与している可能性がある.そこで本研究では,重力方向とその逆方向に等加速度運動する物体追従時のSPを,座位・仰臥位の2条件で評価する.
  • P1-31F
    田澤 龍之介 (北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術専攻 知識科学研究科 )
    鳥居 拓馬 (北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術専攻 知識科学研究科 助教)
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術専攻 知識科学研究科)
    身体運動には意図・計画などの認知的な性質を持つ情報が内在している.脳活動の効率的な推定による研究や皮膚表面の筋電信号から運動の意図を読み取るといった研究が行われている.しかし,脳波や筋電といった,我々が日常的には得てはいない指標によらずとも,意図・計画は身体運動軌道の視認からも推定可能である.本研究では,力学的不変量の1つであるフラクタル次元を推定することで,次元の変化の検出により身体運動の分節化を行う.
  • P1-32
    阪口 豊 (電気通信大学)
    本発表では,ヒトの運動制御における注意の働きについて議論する.特に,外的焦点に比して内的焦点において運動成績が低下する原因について運動計画の局所最適性の観点から考察し,大域的最適性を実現する注意の在り方として包括的注意の意味を論じる.また,全身運動の協応構造であるシナジーが注意の在り方と密接な関係にある可能性を指摘するほか,運動計画の評価関数の荷重係数を注意によって修飾することで注意が運動に与える影響を説明するモデルについて述べる.
  • P1-33F
    市川 淳 (市川 淳)
    藤井 慶輔 (名古屋大学)
    本研究では,数理モデルから三者の運動協調における不均一な役割を検討した.各自がリールを回して糸の張りを調整し,3本の糸につながれたペンを動かして正三角形をなぞる課題の役割を運動方程式で定式化したうえで計算機シミュレーションを行った.結果,少なくとも三辺をなぞるためには,集団全体のバランスを保つ役割がペンの逸脱量に応じて張力を調整する必要があり,課題の成果を示すパフォーマンスから他者の操作に関連する情報を補う可能性が示された.
  • P1-34
    徐 キョウテツ (関西学院大学)
    長田 典子 (関西学院大学)
    松香 敏彦 (千葉大学)
    人の顔を観察する際,観察者の眼球運動と性格特性間に相関があることは既に知られている.一方,逆の関係である眼球運動による性格特性の推定に関する研究はほとんど行われていない.本研究では,眼球運動の推移過程をモデル化することにより,眼球運動による観察者の性格特性の推定を試みた.その結果,Big-Five性格特性における協調性,外交性,開放性,神経質性と勤勉性の全てを隠れ状態数や着目部位への転移確率によって有意に推定可能であることが示された.
  • P1-35
    江 維豪 (神戸大学)
    正田 悠 (立命館大学スポーツ健康科学部)
    本研究では,主観的Well-being(SWB)と心理的Well-being(PWB)を対象に,それぞれの下位尺度の間における関連を探索した.オンライン調査で321人の大学生のデータを分析した.パス解析を行った結果,PWBを構成する因子の一部がSWBに影響を及ぼすことが示された.また,PWBのうち,環境制御力と自律性の影響がみられなかったという結果から,日本人大学生において特有のWell-beingの存在が示唆された.
  • P1-36
    野尻 浩 (聖心女子大学)
    知的障害児のものづくりの授業において,認知的徒弟制の理論的枠組みに基づき,学習共同体への参加を分析した.分析方法は,教師とモニター生徒の足場かけのカテゴリ別頻度の比較,課題遂行者とモニターの学習過程レベルの推移,の2つを用いた.分析の結果,対象児は,2回の課題遂行の中で教師やモニター生徒の足場かけを利用して,自立的な実践者として学習に参加するようになった.また,モニター生徒は,教師の足場はずしが行われるに伴い,協調的な参加を示した.
  • P1-37
    吉田 悠真 (千葉工業大学大学院)
    山崎 治 (千葉工業大学)
    科学コミュニケーションのような知識差のあるメンバ間での知識共有では,知識が多い人から知識が少ない人への一方向なコミュニケーションになりやすい.そこで,本研究では知識が少ない人の理解度を知識が多い人と知識が少ない人に共有することで,双方向なコミュニケーションが実現し知識が少ない人の理解度が向上するかを調査した.調査の結果,最終テストの合計正答数に違いがみられ,理解度共有あり群において最終テストの合計正答数が多くなる結果となった.
  • P1-38
    岡 夏樹 (京都工芸繊維大学)
    松島 茜 (京都工芸繊維大学)
    萬處 修平 (京都工芸繊維大学)
    深田 智 (京都工芸繊維大学)
    吉村 優子 (金沢大学)
    川原 功司 (名古屋外国語大学)
    言葉と画像だけの結びつけを越えたより豊かな言葉の意味理解を目指して、言葉と様々な主観的感覚(視覚を含む)の間の関係を学習させたいと考えた。このために、言語と画像に加えて様々な主観的感覚を入力とするself-attentionモデルであるSubjective BERTを提案し、特に、機能語(終助詞や助動詞)の獲得に注目して、「おいしい・ね」「おいし・そうだ・よ」などの発話理解を試みた。計算機シミュレーションの中間結果を報告する。
  • P1-39
    奥村 優子 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
    小林 哲生 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
    NHK乳幼児番組は研究成果に基づいた番組制作を続けているが,実際に乳児がどれほど理解して視聴しているかは十分に検証されていない。本研究では,乳児が数の研究に基づいて作成された番組映像を理解しているかどうか,注視時間を用いた実験心理学的手法で評価した。その結果,12~18ヶ月児は数の理解に基づいて映像を見ていることが示唆された。乳児の理解可能な範囲内で作成された番組提供は,乳児の知的好奇心を促し,認知発達のゆるやかな後押しが期待される。
  • P1-40
    光田 基郎 (ノースアジア大学 経済学部)
    認知科学会大会発表の要約 誤信念理解を主題とした絵本を大画面で学生に読み聞かせ,その内容理解の下位技能(作業記憶での誤信念理解に必要な正反応抑止と文法理解,別の長文理解成績が示す作業記憶,類推等)を検討した。特に,誤信念理解で誤解内容の理解のみを求めたか又は人を誤信念に従わせる意図の理解も必要な欺きの理解かの差による作業記憶負荷と下位技能のクラスターを対比して,真実の表象と誤信念内容との比較過程研究の指針を求めた基礎実験である。
  • P1-41F
    池田 駿介 (東京電機大学)
    布山 美慕 (早稲田大学)
    西郷 甲矢人 (長浜バイオ大学)
    高橋 達二 (東京電機大学)
    意味の創造過程と類推・転移学習を探究するための仮説として近年に提案された,不定自然変換理論(TINT)に基づく比喩理解モデルの2種類のシミュレーションを慣習性の異なる3つの比喩を対象に行った.また,実験によって,人間の比喩解釈となる対応づけのデータを収集し,これをシミュレーション結果との比較を行なった.その結果,慣習性の高い比喩と低い比喩では人間に近い判断ができ,慣習性の中程度の比喩では人間とは異なる判断を行なった.
  • P1-42F
    下條 朝也 (名古屋大学 大学院情報学研究科 心理・認知科学専攻 博士課程)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    二宮 由樹 (名古屋大学)
    寺井 仁 (近畿大学)
    本研究では、合流場面において、他の車両の印象が意思決定にどのように影響するかを検討した。参加者は、合流車線と主要車線をそれぞれ走行し、隣車線を走行する他車を考慮しながら合流した。その際、他車の印象がAggressiveまたはCautiousになるように操作した。その結果、合流車線を走行し、他車に対してAggressiveな印象を抱いた場合にのみ、印象が影響し、他車の後ろに合流する確率が高くなることが明らかとなった。
  • P1-43
    浅川 伸一 (東京女子大学情報処理センター)
    近藤 公久 (工学院大学情報学部情報デザイン学科)
    日本語 wikipedia を用いて訓練した単語のベクトル表現集合を意味空間とし,これらに対して射影変換によって文脈効果が得られるかを検討した結果を報告する。射影変換を用いることの利点は,階層構造で表現された意味概念では,詳細な記述,操作,検索過程などと直接関連させることが困難な心的操作を表現可能なことである。射影変換が文脈効果を表す心的操作の一部と見なすことで推論や検索過程が記述可能と考えられる。
  • P1-44
    松林 翔太 (名古屋大学)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    寺井 仁 (近畿大学)
    下條 朝也 (名古屋大学 大学院情報学研究科 心理・認知科学専攻 博士課程)
    二宮 由樹 (名古屋大学)
    歩行者とモビリティが同一空間を共有する歩車混在空間が実際の都市などに適用されている。本研究では歩車混在空間を模した実験室課題を開発し,どのような行動がより協調的であると捉えられるかについて検証を行なった。その結果,他者を妨げないようにし,自身の目的地への到着が遅れる行動に対して,より協調的であると知覚された。また評定者自身の過去の妨害経験が協調評定に影響することもまた示唆された。
  • P1-45
    伊藤 明彦 (東海大学国際文化学部デザイン文化学科)
     2030年のライフスタイルをイメージした知的協創空間のための統合的プラットホームについて構想する.なmental, logical, physicalが統合された人間存在と暮らしの価値観を提案する.
  • P1-46
    南部 美砂子 (公立はこだて未来大学)
    工藤 華 (株式会社森川組)
    本研究では,居住空間のかたづけという活動に注目し,モノを所有する・整理する・手放すという一連の行為に関わる認知的な特性について,フィールド調査(研究1)とインタビュー調査(研究2)により探索的に検討を行った.その結果,他者が関わるような経験や思い出を重視する外的統制型と,現在の自分自身を基準とする内的統制型という2つの選別方略があることが明らかになった.前者では認知的負荷が大きく,後者では素早い意志決定が行われる可能性が示された.
  • P1-47
    松香 敏彦 (千葉大学)
    人間の記憶システムは忘却や虚偽記憶をもたらすなど、不完全であると考えられている。本研究では、学習における記憶の曖昧性の効果を検証した。具体的には、参照する事例の弁別が困難な場面を再現した。計算機シミュレーションを行った結果、弁別困難なモデルでは、曖昧性を回避するために学習が促進され、むしろより強い過剰一般化を引き起こすことが示された。しかし、選択的注意に制約を設けた場合には、過剰一般化を軽減出来ることが示された。
  • P1-48
    林 美都子 (北海道教育大学函館校)
    太田 鈴香 (北海道教育大学函館校)
    本研究ではオンラインもしくは対面学習時のノートテイキング方法の相違,すなわち,手書き,写メ,キーボード入力,眺めるだけによる学習効果の違いを検討するため,ノートの取り方に関する予備調査と理解度テスト作成のための予備実験の後,大学生64名の協力を得て本実験を行った.各方法で学習させた後,大学生向け就職試験レベルの理解度テストを実施したところ,正答得点には統計的に有意な差はなく,誤答得点はキーボード入力条件でもっとも高かった.
  • P1-49
    原田 康也 (早稲田大学)
    坪田 康 (京都工芸繊維大学)
    鍋井 理沙 (東海大学)
    赤塚 祐哉 (早稲田大学)
    森下 美和 (神戸学院大学)
    The authors have collected audio and video recordings of students interacting among themselves in tasks intended to help them acquire communicative skills in English. Observation and analysis of those recordings strongly suggest that existence of “other students” and interactions with them are crucial factors in making it possible for the learners to attain those goals in autonomous mutual learning. In this presentation, we will focus on the importance of “noises”, chit-chats, murmurs and repetitions of what other students uttered that we find in interactions among those students. Those “noises” are important aspects of their interactions, through which students support themselves.
  • P1-50F
    平田 瑞貴 (名古屋大学)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    問題を明確化したり新たに設定したりすることを問題構築と呼び,創造的問題解決場面において重要である.本研究では時間的解釈が問題構築に与える影響を検討する.実験では,プライミング課題によって時間的解釈を操作し,問題構築課題の成績を評価した.その結果,時間的解釈を近く誘導されると創造性スコアが高かった.また,時間的解釈の違いが,独創性スコアと品質スコアの間に異なる相関関係を生み出した.抽象的な解釈がよい問題構築に繋がる可能性を示唆している.
  • P1-51
    美馬 義亮 (公立はこだて未来大学)
    知識概念は,「表現の対象」を表わす複数の言葉(キーワード)間の関係(概念マップ)として表現されると考えてみる.記号間の関係にすぎない形式知も,学習者がそれらを解釈する活動(グラウンディング,接地)を通して,概念理解を促すことができる.本稿では「圏論」の考え方の一部を援用し,人間の概念獲得プロセスの解釈を試みる.
  • P1-52F
    大屋 里佳 (東京女子大学大学院人間科学研究科・日本学術振興会)
    田中 章浩 (東京女子大学現代教養学部)
    触覚による感情表出には個人間で共通する部分(共通性)と個人間で表現が異なる部分(個別性)の両方が存在するとの仮定のもと,共通性を満たすと感情が伝わりやすいのか検討した.触覚感情表出は複数のパラメータから構成されるが,本研究では動作に着目した.実験の結果,意図感情を最も知覚しやすい動作(典型動作)で接触して伝えると,意図感情の表出として最も適さない動作(非典型動作)を用いて伝えたときよりも感情が伝わりやすいことが示された.
  • P1-53
    花房 柚祐 (明治大学理工学研究科)
    嶋田 総太郎 (明治大学理工学部)
    小川 有希子 (法政大学社会学部)
    ハンセン病で人々の差別的な態度を受けていた主人公を描いた映画『あん』を鑑賞することで、病気に対する潜在的差別意識は変化するのかIATで調べると同時に、映画鑑賞中の脳活動をNIRSで計測し、脳活動をISC 解析することで潜在的差別意識の変化に関与する脳メカニズムを検討した。その結果、病気に対する潜在的差別意識が低減した群は左半球のTPJで増加した群のISC値と有意な差が見られ、TPJのISC値と潜在的差別意識の変化量に相関が見られた。
  • P1-54
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術専攻 知識科学研究科)
    高橋 康介 (立命館大学)
    ネッカーキューブ(NC)に代表される曖昧図形の知覚は、知覚心理学の古典的な研究題材でありながら、しかし、その知覚の機序は多くが未解明のまま残されている。本研究はNCとそれに類する曖昧図形を対比することで、従来の視覚の計算論的モデルではこれらの知覚を説明困難であることを論ずる。これに対し、知覚を符号化とし、その効率性の高い符号として知覚像をとらえる日髙・高橋(2021)のモデルでNC等の立体知覚の性質を説明できることを示す。
  • P1-55F
    馬 春宇 (九州大学システム生命科学府)
    許 吉 (九州大学)
    Kajornvut Ounjai (King Mongkut's University of Technology Thonburi)
    宋 閻徳嘉 (九州大学 )
    Yimeng Jin (九州大学 )
    Lauwereyns Johan (九州大学 )
    「速度・精度トレードオフ」理論は緊急性と精度低下の因果関係を示している.しかし,緊急性が視覚画像の価値ベース処理における影響かあまり知られていない.この問題を研究するために,社会道徳画像データベースに「非常に道徳的」から 「非常に不道德的」までの範囲の刺激セット画像を作成して,参加者に評価してもらった.データによる結論として,速度は二極化と関連している.また,緊急性は参加者がより極端な評価をする原因ではないことを明確に示している.
  • P1-56
    大森 隆司 (玉川大学脳科学研究所)
    宮田 真宏 (玉川大学脳科学研究所)
    人の知的能力の特徴が論理的推論である.これは他の動物にはなかなか見られない.しかし人の脳は進化的な連続性に基づき他の動物の脳と大きくは変わらない.ヒト脳の何が他の動物と異なって論理的な思考を可能としているのか?その解明は認知科学に限らず科学の大きな問いであると同時に,社会的にもインパクトが大きいであろう.本稿では,この現象に対する一つの仮説を提示して,その仮説の可能性と検証の方法について議論する.
  • P1-57F
    蓬田 息吹 (東京大学教育学研究科博士後期課程)
    清水 大地 (東京大学大学院)
    岡田 猛 (東京大学教育学研究科)
    芸術の創作において,知覚や感覚運動処理などの身体に基づく要素を利用することの重要性は,様々な先行研究により指摘されている。本研究では,言語芸術の一領域である俳句において,その創作に関わる知覚のうち,言葉の響きに対する知覚が活性化した状態で創作を行うことの効果について検討する。具体的には,日常的な俳句創作経験を有しない大学生・大学院生を対象としたオンライン創作実験を行い,実験で作られた俳句とその創作プロセスをそれぞれ分析する。
  • P1-58F
    この発表は取り下げになりました。
  • P1-59
    石井 奏有 (筑波大学大学院人間総合科学研究科)
    原田 悦子 (筑波大学人間系)
    認知的加齢に伴い利用が困難となる階層構造メニューシステムに関し,そこで用いられるカテゴリがアドホックカテゴリの性質を持つことに着目し,認知的加齢,および共有項目の存在,次元一貫性の欠如,項目の内容親和性という3つのカテゴリ構造特性が,カテゴリ学習課題の成績に与える影響を検討した.いずれの影響も高齢者でより顕著にみられ,若年者では課題成績維持のための追加処理が行われた可能性が示された.
  • P1-60F
    森原 佳歩 (神戸大学大学院国際文化学研究科)
    正田 悠 (立命館大学スポーツ健康科学部)
    本研究の目的は,「対面」「非対面」「別室」の異なる場面設定における二者間の生理的シンクロニーと両者のパーソナルテンポの類似度の関連について調べることであった。同性の友人により構成された,二者の呼吸を測定しながらリズムのやりとりを行うドラム演奏課題を実施した。その結果,対面条件でシンクロニーの程度が最も高いことが示された。また,パーソナルテンポの二者間での類似は,対面ならびに別室条件における生理的シンクロニーと関連があることが示された。
  • P1-61F
    三浦 慎司 (名古屋大学大学院情報学研究科)
    川合 伸幸 (名古屋大学大学院 情報学研究科 心理・認知科学専攻)
    絵画において、教会や宮殿、あるいは洞窟における天井は、神々や動物などの姿かたちを描く場の一つであった。本稿では、天井に絵を描く、天井の絵を見る、という行為の意味について考察するために、天井画の歴史的変遷を辿る調査を行った。その結果、キリスト教絵画では、キリスト教公認以前から既に、地下墓所の天井に絵が描かれていたことや、スウェラシ島に存在する現存する人類最古の具象画が天井に描かれていたことがわかった。
  • P1-62
    渡辺 謙仁 (放送大学)
    田邉 鉄 (北海道大学)
    「野火的活動」が一時的に燃え拡がる条件の分類を試みた.野火的活動は,(1)市場化できるかどうかも含めて様々な実験が行われている段階に活動がある場合,(2)市場規模が小さすぎ,営利企業にとって,大規模資本を投入して様々なサービスを提供し,完全に市場化する旨味がない場合,(3)倫理的な問題や権力関係から,健全で安定した市場を作れない場合,(4)中央集権的な活動がそもそも不可能な場合の4条件のいずれか一つ以上が成立する場合に燃え拡がるだろう.
  • P1-63
    中澤 悠 (静岡大学)
    大本 義正 (静岡大学情報学部)
    様々な体験の提供の場として仮想空間への注目が高まっている。本研究では、体験者と操作アバターの間で動きとストレス状態の随伴的表現とフィードバックの繰り返しによって生じる体験者の操作アバターに対する同調認知が体験理解の深化に寄与するのかを検討するため、ストーリー性をもったシミュレーション実験を行った。結果として、体験者の操作アバターに対する同調認知が体験理解に寄与していた可能性が示唆された。
  • P1-64
    任田 成良 (近畿大学)
    寺井 仁 (近畿大学)
    疑似科学は,科学的事実の欠如や論理の飛躍を含んでいる. このような疑似科学への信奉は,科学的判断が伴うのであろうか.本研究では,疑似科学に対する「信奉」に「科学的判断」及び「科学的態度」が与える影響について検討した.その結果,疑似科学の中でも,複雑な現象を含む言説に対し,科学に対する全般的な興味・関心が高いほど,科学的であると判断し,信奉が高まる一方で,理科学習に対する動機付けが高いほどその信奉に抑制がかかることが示唆された.