プログラム順

[P2] ポスターセッション2

9月20日(日) 10:30 - 12:30 会場:総合校舎D号館D23・D24
  • P2-1
    山口莉奈 (同志社大学大学院 文化情報学研究科)
    正田悠 (同志社大学文化情報学部・日本学術振興会・Centre for Performance Science, Royal College of Music)
    鈴木紀子 (帝塚山大学 経営学部)
    阪田真己子 (同志社大学文化情報学部)
    平成20年告示の中学校学習指導要領に伴い、従前では選択であった「ダンス」が必修となった。それに伴う様々な問題を解決するためには教員が抱えている不安を明らかにすることが重要であると考えられる。そこで本研究ではリズムダンス研修会に参加している現職教員を対象にアンケート調査を実施することで、教員が抱いているダンス指導不安がいかなる構造をもつのか、また、そのダンス指導不安が指導者の属性によってどのように異なるかを明らかにすることを目的とする。
  • P2-2
    水野りか (中部大学人文学部)
    松井孝雄 (中部大学人文学部)
    筆者らは,日本語母語者が種類や仲間の多い同音異義語を円滑に処理できるのは,日本語が高文脈依存だからではないかと考えた。そして,文脈がある条件とない条件で同音異義語と非同音異義語の語彙判断時間を測定し,文脈がある条件では同音異義語と非同音異義語の語彙判断時間に差がなくなることを確認してこの考え方を検証し,各母語者が母語や文化の特性に応じた処理を行っている可能性を示唆し,それらを再現しうる柔軟かつ包括的モデルの必要性を説いた。
  • P2-3
    山内保典 (大阪大学)
    八木絵香 (大阪大学)
    地球温暖化対策事業を推進する際の三つの説明フレームとして,「地球温暖化」,「持続可能な社会」,「新成長戦略」を取り上げ,温暖化対策事業の評価に与える影響を比較した.その結果,約1/3の事業で,フレームによって評価に有意差がみられた.また女性より男性,若年層より高齢層の方がフレームの影響を受けていた.また市民の平均的な支持を得られるフレームと,強い賛成と反対を比較的多く得られる論争的なフレームの存在が確認された.
  • P2-4
    小橋康章 (株式会社大化社・成城大学)
    認知科学的観点で高齢化研究の課題を展望し、研究のテーマ、研究の方法論、研究のコミュニティのあり方という3つの角度からJCSSに提案を行う:(1)認知的な諸問題など高齢化に伴う様々な問題や機会を、認知科学の重点テーマの一つと位置付ける。(2)高齢者を実験参加者とする実験研究のほか、高齢者の一人称研究を重点的に奨励する。(3)日本認知科学会にシニア会員制度を導入し、高齢化研究の主役を担ってもらう。
  • P2-5
    加重による負荷が跨ぎ越え動作の知覚と行為の乖離に及ぼす影響
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    児玉謙太郎 (神奈川大学経済学部)
    安田和弘 (早稲田大学理工学術院総合研究所理工学研究所)
    園田耕平 (滋賀大学)
    青山慶 (東京大学大学院教育学研究科)
    樋口貴広 (首都大学東京人間健康科学研究科)
    本研究は、跨ぎ越え動作における知覚と行為の乖離を調べた。その際、行為能力を低下させるため非利き脚に加重による負荷を与え、実験的に知覚と行為の乖離を構成し、加重部位による乖離の現れの違いを調べた。実験の結果、足首条件では、行為能力を過小評価する傾向が見られたのに対し、太もも条件では、過大評価する傾向がみられた。これらの結果について、加重部位と身体特性変化後の探索行為、実験課題として求められる行為の間の複雑な関係から議論する。
  • P2-6
    生活支援技術の修得過程‐ワークシートを用いた分析‐
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    武田啓子 (日本福祉大学)
    本研究は,生活支援技術「車いすで平地の移送介助ができる」の学修内容を認知,精神運動,情意領域に区分したワークシートを用いて,講義,学内演習,実習後の評価から修得過程を吟味することを目的とした.評価区分ごとに学修内容を自己評価してもらい修得状況を検討した.結果,生活支援技術の修得過程として,学内演習での模倣から学ぶ基本的技術を反復練習し,対象者と関わる中で個別的技術を自己評価するなど,客観的に自分を認識する視点を育む必要性が示された.
  • P2-7
    松田憲 (山口大学)
    中嶌拓希 (山口大学)
    楠見孝 (京都大学)
    本研究は刺激にバナー広告を用い,インターバル(5分,1週間)と呈示方法(集中,分散),呈示回数(3,6,9回)の操作が単純接触効果に及ぼす影響を検討した。接触フェーズでは,架空HP上に18種類のバナー広告を大学生36名に呈示した。5分後ないし1週間後の評定フェーズでは,好意度,親近性,新奇性,懐かしさ,商品購買意図を7件法,再認を2件法で求めた。実験の結果, 1週間のインターバルにより,集中呈示条件における各尺度の評定値が上昇した。
  • P2-8
    知覚的母音挿入再考:母音変異としての摩擦音
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    松井理直 (大阪保健医療大学)
    Dupoux et al. (1999, 2011) は、日本語母語話者や子音連続間に母音を知覚することを報告し、これを知覚的母音挿入と呼んだ。これは借用語音韻論や日本語の母音無声化現象にも示唆を与える重要な研究である。しかし、この研究は音響的に母音が存在しないことが前提となっている。本稿は、日本語に子音に類似した摩擦母音が存在し、日本語母語話者が子音連続間に母音を知覚するのは、この摩擦母音の直接認識であることを論じる。
  • P2-9
    加藤祥 (人間文化研究機構国立国語研究所)
    浅原正幸 (人間文化研究機構国立国語研究所)
    対象物に関する特徴的情報と情報提示順序が読み手の対象物認識に及ぼす影響を,クラウドソーシングを用いた大規模な被験者実験によって調査した.結果,各種の情報を追加することで正答率が単調増加するタイプの対象物と,情報提示順序によって情報が増えても正答率が減少するタイプの対象物が見られた.対象物の認識は,先に提示された情報で想定したカテゴリのメンバー間における差異情報が得られたときに進む傾向が確認された.
  • P2-10
    程莉 (神戸大学大学院)
    この発表では現代日本語共通語における「~NをVtNする」型重複(例:「ノーベル賞を受賞する」)について,その自然さ~不自然さを文法的な観点から検討する。重複が必ずしも不自然なものではなく,VtNが他動詞の場合は「VtNの性質」と「修飾要素の効果」といった要因,また,VtNが自動詞の場合は「動作主性」と「意志性」,「意識の推移」といった要因によって,重複の自然さを変えることを具体的に示す。
  • P2-11
    伊東昌子 (常磐大学)
    文末詞的に使用された顔文字の頻度が,送り手の受け手に対する身体的距離感に与える影響を調べた.独立変数は顔文字の頻度,受け手の性別,送り手が同性か異性かであった.状況設定は,お昼に友人を通して知り合った相手からメールがあり,来週の昼食に誘われるというものである.結果,顔文字が無しと少数使用の場合は,プロクセミックスにおける個体距離・近接相と遠方相の境界内外の距離感が喚起され,顔文字多用の場合は密接距離に近い距離感が喚起された.
  • P2-12
    三宅芳雄 (放送大学)
     この小論は活動の中で、学びがどう位置づけられるのかを考察し、議論するめの一つのエッセイである。人の活動は全体としてみれば、無数の事象がその実現に関わっているという意味で、大変複雑である。それを捉える枠組みも一つだけではない。ここでは、人の学びが活動のなかでどのように成立するのかを捉えるための枠組みの一端を提出し、議論の材料にしたい。
  • P2-13
    福永征夫 (アブダクション研究会)
     地球環境問題、資源・エネルギーの枯渇、災害や事故の巨大化、貧富の差の拡大、難病の発生、内外の対立と争いの激化など、21世紀に生きるわれわれが直面する地球規模の難題群に主体的に対処するためには、人間の認知と思考や行動に、部分/全体、深さ/拡がり、斥け合う/引き合う、競争/協調、という一見矛盾し二項対立する相補的なベクトルの間に融合という臨界性を実現していくことが必須の条件となるだろう。
  • P2-14
    障害者が働くことについて語ったナラティブについてのテキストマイニングを用いた分析
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    清野絵 ((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構)
    春名由一郎 ((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構)
    石崎俊 (慶應義塾大学)
     本研究の目的は、障害者雇用の促進に資するため障害者の就労の現状、課題、意見を明らかにすることである。対象者は4,546 人、平均年齢44.3±14.3歳であった。方法は郵送法による調査を行い、自由記述文をテキストマイニングで分析した。その結果、障害者の具体的な就労の課題、仕事内容、重要な職場の配慮、就労に関する意見の傾向が示唆された。この結果は効果的な支援方法や制度を検討する際の基礎資料として活用できる。
  • P2-15
    小島隆次 (滋賀医科大学)
    本研究は、キャラクターの空間位置ステレオタイプに注目し、このステレオタイプが文章読解時のキャラクターの位置関係把握や空間メンタルモデル構築に及ぼす影響について検討した。その結果、文章読解時における空間メンタルモデル構築に対するキャラクターの空間位置ステレオタイプ効果の存在と、キャラクターに関する空間位置ステレオタイプが特に想定されない場合には、文章中におけるキャラクターの登場順が空間メンタルモデル構築に影響を及ぼす可能性が示唆された。
  • P2-16
    犬童健良 (関東学園大学)
    本論文はゲーム理論を認知モデルに応用する.本論文が提案するアプローチでは,思考の結果は均衡点におけるエージェントの最適反応(本論文では情報反応モデルと呼ばれる)として近似される.ゲームの均衡点はフレーム理論に基づき解釈される.具体的応用として,4枚カードの選択課題と3囚人問題をとりあげる.これらは論理や確率を問うクイズ問題であり,直観的な解と数学的な解との間の対立が,適切なゲームモデルの選択として明快に説明される.
  • P2-17
    大槻正伸 (福島工業高等専門学校)
    臼木大翔 (福島工業高等専門学校)
    鈴木直也 (福島工業高等専門学校)
    久野裕哉 (福島工業高等専門学校)
    「ドット平面」(一辺0.5[cm]程度の正方形を制御し配置した平面)を「縦格子面」(幅0.2[cm]程度の帯を縦に規則的に配置した平面)を通して,数10[cm]離れて両眼視すると,帯状立体が知覚される錯視現象が起こる.h(縦格子面-ドット平面間距離)を変化させると,立体錯視が生起したりしなかったりする.本研究ではhの変化による観察者の帯状立体知覚データと計算機シミュレーション結果の距離(誤差)を計量する方法を提案し実際に計量した.
  • P2-18
    山崎治 (千葉工業大学情報科学部)
    小嶌直樹 (インクリメントP株式会社)
    本研究では、避難時誘導を想定し,サイン音の反響や残響によって方向判断の迷いがどのように表れるのかを明らかにしていく.そこで,仮想的な地下街空間に対して音響シミュレーションを行い,主要地点におけるサイン音の聴こえを再現した実験環境である「地下街シミュレータ(Sound Maze)」を構築し,サイン音の音源探索課題を実施した.結果,サイン音の音源位置を変えることで,迷いやすい位置が変化することが観察された.
  • P2-19
    長井りら (神戸大学発達科学部)
    野中哲士 (神戸大学人間発達環境学研究科)
    ピアノ譜は2段構成である複雑さ故に、注意を向ける対象は多数ある。本研究では、熟達者の練習過程における読譜視線に着目し、視線の変化や視線と曲の構造との関係性について明らかにすることが目的である。視線がより予期的になること、停留時間が長くなること、共通のポイントで眼が楽譜に近寄ると共に眼と楽譜の距離の変動が大きくなることが明らかになった。これら3つの結果は相互関係によって起こると考えられる。
  • P2-20
    川﨑貴子 (法政大学)
    マシューズジョン (中央大学)
    田中邦佳 (法政大学(非常勤))
    本研究では 1)音韻習得が進むと音響手がかりの利用に変化が見られるか, 2) L2音の音素弁別に必要な手がかりに注意を払い, 必要でない手がかりを抑制するようになるのか調査した. 調査の結果, 音韻習得が進んだ群は/s /と/θ/の差をより大きく評価し, /f/を含む同一語の話者間の違いは小さく評価した. JLEにとって習得が容易な/f/では抑制が起こり, /θ/の習得ではカテゴリ形成の音響手がかりを模索している段階だと考えられる.
  • P2-21
    髙橋麻衣子 (日本学術振興会/東京女子大学)
    田中章浩 (東京女子大学)
    本研究は,説明的文章を視聴覚提示する際に理解に最適な提示方法を検討することを目的としたものである。実験1では文章を視覚先行,聴覚先行,視聴覚同時のタイミングで提示し,理解成績を比較した。それに加えて実験2では視覚情報に,実験3では聴覚情報に参加者の注意を方向づけて文章理解の成績を比較した。3つの実験の結果,視覚情報を聴覚情報に先行して提示し,かつ視覚情報に意識的に注意を向けることで理解が促進されることが示された。
  • P2-22
    小川有希子 (法政大学社会学部)
    嶋田総太郎 (明治大学理工学部)
    金井明人 (法政大学社会学部)
    佐藤晃裕 (明治大学大学院理工学研究科)
    餘田尚彦 (明治大学大学院理工学研究科)
    本研究は日本映画『Dolls』を用いてフィクション映画の鑑賞過程における情動的共感を検証するとともに,非説明的な映像表現がどのような内的プロセスを活性化させるのか探ることを目的とし,鑑賞中の受け手の脳活動をNIRSで計測した.実験の結果,受け手の運動前野の活動量は登場人物の行為の経緯が提示されるに従い有意に上昇した.鑑賞中のMNSの活動を測定することで,映画のストーリーと演出がいかに受け手の共感を引き起こすか検証できることが示唆された.
  • P2-23
    小比田涼介 (筑波大学 人文社会科学研究科 文芸言語専攻 応用言語学領域)
    宮本エジソン (筑波大学 人文社会科学研究科)
    先行研究では、シャイな人々の自己開示を促進するCMC特徴に焦点が当てられてきたが、本邦では自己開示の促進に関わるシャイネス特徴について検討した。質問紙調査の結果、行動シャイネスは自己開示の抑制と関わっており、それがTwitterでは弱くなっていた。一方意識シャイネスは、直感に反し、自己開示と正相関にあった。意識的にシャイな人々は、他者から認められたいがゆえに不安を感じやすい傾向にあり、両者の正相関はその欲求の現れである可能性を示した。
  • P2-24
    秋元泰介 (電気通信大学)
    小方孝 (岩手県立大学ソフトウェア情報学部)
    筆者らが開発した一つの物語生成システムを用いて,その出力が人間の物語制作に与える影響を調べる実験を行った.人間が,システムの出力を改変して物語を作るという使用方法を想定する.複数の物語の案を作る課題において,システムを利用する被験者群と利用しない被験者群の制作物の構造的な差異を分析し,人間がシステムによる物語の構造的な不完全さを補うことなどによって,特徴的な構造の物語が作られることを確認した.
  • P2-25
    張寓杰 (東邦大学理学部情報科学科)
    孫星越 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    菊地賢一 (東邦大学理学部情報科学科)
    中川正宣 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    本研究では、中国語における名詞と動詞の関係に名詞と形容詞(名詞修飾語)の関係を加え、大規模言語データの統計解析に基づき、確率的言語知識構造を再構築して、中国語における帰納的推論の計算モデルを構成し、心理学実験によりモデルの妥当性を検証する。さらに、本研究で構築した新しいモデルと先行研究のモデルを比較し、シミュレーションの結果が改善されていることを検証する。
  • P2-26
    金野武司 (北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科)
    橋本敬 (北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科)
    記号的なコミュニケーションにおいて,人は字義通りの意味だけではなく言外の意味を伝える.本稿では,これらの意味を伝えるための記号的なコミュニケーションシステムの形成実験を実施し,そこで得られる行動傾向を再現する計算モデルを構築する.この計算モデルを用いて我々は,言外の意味の成立には記号から意味を推定する仕組みだけでなく,その推定に基づく行動のシミュレーションと,先行的な行動価値の修正メカニズムが必要であることを示す.
  • P2-27
    福田怜生 (学習院大学大学院)
    本研究の目的は,広告への移入を向上させる要因を明らかにすることである。移入とは、消費者が物語に没頭した状態と定義され,広告の説得効果を向上させる状態としてマーケティング研究などから注目を集めている。しかし、これまでの研究では、移入を向上させる要因は十分に検討されてこなかった。そこで本研究では、広告形式と商品画像に着目し、これらが移入に及ぼす影響について検討を行った結果、物語形式と高品質商品の画像が移入を向上させることが明らかになった。
  • P2-28
    新垣紀子 (成城大学)
    折戸朗子 (桜美林大学)
    本研究では、デザインなどを行う場面において、新たなアイデアの生成に「観察」がどのように影響するのかを明らかにする。紅茶を入れる場面の新しいデザインを行う実験を行った。その結果紅茶を入れる具体的な場面を観察すると、観察しない場合よりも、気づきの内容は、観察内容に依存したものとなり、生成されるアイデアは、より実現可能性の高い具体的なものになる傾向がみられた。
  • P2-29
    石川悟 (北星学園大学文学部)
    嘘を吐く時,「自身の嘘によって相手を騙すことができた」という確信はどのように得られるのか.本研究では,相手の立場に立った思考および自身の振る舞いについてのモニタリングと,自身が吐いた嘘への自身の程度との関係について検討した.その結果,嘘を吐いているときの自身の内的過程に対するメタ認知が不十分なことが,嘘に対する確信を生み出す可能性が示唆された.
  • P2-30
    小谷俊輔 (神戸大学)
    野中哲士 (神戸大学人間発達環境学研究科)
     漆芸に使われるヘラの製作技法の伝達場面における指導者とその周辺の分析を行った。具体的に指導者の発話・行動を観察し分析した。また製作の一連の流れを、それを構成する下位工程のユニットに分節化し、指導者の発話・行動の分析と関連づけ、指導者が目的の達成のために行う状況作りの特徴を明らかにした。また漆芸用ヘラの完成という目的に進む組織の創発において、逐一製作工程の細かい指示が出されるのではなく、ある種の「柔軟性」が存在することも示唆された。
  • P2-31
    子どもの因果関係の理解と英語の動詞・不変化詞構文獲得の繋がりについて
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    本多明子 (至学館大学 健康科学部)
    言語の有標性に関して,無標形は有標形より構造的かつ認知的に単純で,頻度分布が広いと一般に考えられている(Givon (1991)).そして,このような無標形の特性により,無標形は有標形に比べて獲得され易いと言われている,この点に関して,英語の動詞・不変化詞構文 (Verb-Particle Construction)を取り上げ,当該構文の獲得について探究する.
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