終了しました。たくさんのご参加をいただきありがとうございました。
〇開催日時
2022年12月10日(土) 13:30~17:30
参加費:無料
〇企画趣旨
情報科学の知見に基づいた認知過程のモデル化は認知科学における中心的問題と考えられてきた。近年の人工知能・データサイエンス分野の発展は著しく、今後、認知過程の理解に大きな影響を与えるものと考えられる。実際に、画像処理や音声認識の領域において、人間と同等のパフォーマンスを発揮するAIが開発され、自然言語処理や感情認識などのより高次の認知過程とかかわりの深いと考えられる分野においても、人工知能は大きな飛躍的な発展を遂げつつある。このような状況で、我々の認知処理の理解も、今後大きく変わっていくことが想像される。
そこで、今回のシンポジウムでは現代における心の表現を考えるために,表面的には異なる立場から心のモデル化に取り組む二人の研究者による招待講演を設けることとした。生物学的なニューロンモデルを要素とした大規模な脳モデルにより、幅広い認知機能に対する一貫した説明を追求するTerrence Stewart 先生と精神医学的な視点からパーソナリティのモデルを提案されている岡野憲一郎先生をお招きし、これからの認知過程のモデルとモデル化の意味について考える場としたい。
〇タイムテーブル
企画趣旨説明・総合司会 福田玄明(一橋大学)
13:30 ~13:40 開会のことば・企画趣旨説明 福田玄明(一橋大学)
13:40~15:10 セッション1: A Consistent Approach to Concepts, Spatial Reasoning, and Temporal Reasoning in Spiking Neurons
トーク: Terrence Stewart 氏(ウォータールー大学)
コーディネーター: 森田純哉氏(静岡大学)
※トークは英語で行われます。通訳はつきません。
15:10~15:30 休憩
15:30~17:00 セッション2: 心のマルチネットワークモデルとその臨床への応用
トーク: 岡野憲一郎氏(本郷の森診療所院長、京都大学名誉教授)
コーディネーター: 森山徹氏(信州大学)
17:00~17:30 総合討論
企画
「知覚と行動モデリング」分科会 福田玄明(一橋大学)
「学習と対話」分科会 森田純哉(静岡大学) 阿部慶賀(和光大学)
「身体・システム・文化」分科会 森山徹(信州大学) 佐藤由紀(玉川大学)