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日本認知科学会

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日本認知科学会冬のシンポジウム2018

「大学で「わざ」を教えるユニークな教育」

企画趣旨

 近年、文部科学省の指導を受けて、ほとんどの大学はディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーおよびアドミッション・ポリシーを策定し、学内外に発信しています。ディプロマ・ポリシーとは、どのような力を身につけた者に卒業を認定するかを定める基本的な方針であり、社会に輩出する学生の品質保証といえます。カリキュラム・ポリシーはそれを実現するための教育内容や、その評価方法の基本的な方針とされます。このような方針を学内外に示すことが求められたために、同じ学部や学科で履修できる科目の自由度が減少し、「杓子定規」なカリキュラムに移行しつつあるように思えます。その結果、学生ごとの多様性(個性)が減少しているように見えます。
 シラバスには「この科目を認定されれば、○○のスキルを身につけられる」といったような表現をすることが求められますが、大勢の学生が一斉に聞く講義で、文科省が求める「学力の3要素」( 1)知識・技能、2)思考力・判断力・表現力等の能力、3)主体性を持って多様な人々と協同して学ぶ態度)を身につけられるのでしょうか。また、シラバスに「○○のスキルが身につく」と書いたからといって、学問を修めた者として必要な素養が身につくのでしょうか?教養の科目は別として、大学での教育は「徒弟制」のようなやり方が必要であるように思われます。
 こうした状況を克服するためには、技の習得、体得を大学教育の目標との関係で検討することが必要であると思われます。また技の習得において見られる徒弟制やコーチングなどの教育方法の再評価も必要となるでしょう。本シンポジウムでは、技能、表現力、主体性をもって学ぶ態度を育む教育実践をされている方々を講師としてお招きし、大学教育のあり方を考える場となることを意図して企画しました。

日時:12月23日(日・祝) 13:00-17:20 
場所: 東京大学 本郷キャンパス 赤門総合棟 A202


参加費:無料

共催:青山学院大学総合研究所「投射の科学」プロジェクト
連携SIG:芸術と情動(A&E), 教育環境のデザイン(DEE), 学習と対話(L&L),各分科会


13:00-13:05  企画趣旨・あいさつ
       川合伸幸(名古屋大学)

13:05-13:50 「大学教育の新しいモデルを求めて:
       良品生産、品質管理の発想を超える」
       鈴木宏昭(青山学院大学)

13:50-14:35 「Playful Learning LiVE」
       上田信行(同志社女子大学)+ girlsMediaBand X + 岡部大介(東京都市大学)

14:35-15:20 「大学で教えるマンガ制作」
       石川俊樹(名古屋造形大学)

15:20-15:30 休憩

15:30-16:15 「生まれるを写す」
       川嶋渉(京都市立芸術大学)

16:15-17:00 「専門家の「わざ」とは何か」
       生田久美子(田園調布学園大学)

17:00-17:20 総合討論


企画・司会:川合伸幸・岡部大介