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日本認知科学会

入会のご案内

今井むつみ

2023年フェロー.
慶應義塾大学環境情報学部・教授

1. はじめに
 このたび今井むつみ氏は日本認知科学会のフェローに推挙され就任されることとなった.本稿の執筆者である針生は,今井氏と重なり合う関心(子どもの語意獲得)のもと10 年以上にわたって共同研究をする機会を得,問題のすくいあげ方や描き出し方など多くを今井氏から学んだ.日髙は,大学院生時代に,今井氏の著作に触発されて語意獲得のモデルについての研究をすすめ,その成果を認知科学会で発表したときには今井氏からの刺激的な議論に力を得て博士論文の研究にまい進しただけでなく,近年ではいくつかの研究で氏と研究をともにしてきた.執筆者たちは,このように研究者として今井氏から多大な刺激を受けてきた者として,今回の決定を心から慶ぶとともに,誇りに思う.既に著名な今井氏の業績については改めてここで紹介するまでもないだろうが,語る人や位置が変われば違って見えてくる部分もあるかもしれない.そのことを期待しつつ,以下では執筆者たちが見た今井氏とその業績について,時間の流れにそって紹介したい.

2. 語意学習研究への参加
 今井むつみ氏は,慶應義塾大学大学院社会学研究科在学中に奨学金を得てイリノイ大学のA. Brownのもとに留学した.Brown と言えば,メタ認知や文章理解研究で知られた,当時既に業界の大御所だった.ただし,今井氏が留学した当時,Brown は既に身体を悪くしており,氏はほとんど会うことはできなかった.そこで今井氏はしばらくのあいだイリノイ大学でR. C. Anderson のもと,読みの教授学習の研究に取り組んだ.
 ただし,ちょうどそのころアメリカでは,子どもがどのようにして単語,特に名詞の意味を推論するかに関して,E. M. Markman (1989) の制約説からL. B. Smith らのグループが推す形バイアス(Landauet al., 1988) まで,生得主義から経験主義まで幅広い立場の論者たちがアイディアを提出し,活発な議論が行われていた.この議論に強く魅かれた今井氏は,ノースウェスタン大学のD. Gentner のもとで子どもの語意学習に関する研究を開始し,その研究によって1994年にPh.D. を得た.
 このときの研究が,アメリカ心理学会(APA)のdessertation award を受賞し,そこから公刊された2つの論文(Imai & Gentner, 1997; Imai et al., 1994) は今井氏を一気に言語発達業界のスターダムへと押し上げることとなった.その内容について簡単に説明すると,Imai et al. (1994) は,刺激の設定を工夫しうまくデザインされた実験によって,上記のMarkmanとSmith の論争に鮮やかに決着をつけるものであり,Imai & Gentner (1997) は,2 歳から成人に至るまでの発達の中でSmith らの形バイアスの適用範囲に言語(特に,count/mass の区別をもたない日本語)の影響がいかに現れてくるかを示すものであった.このときの研究やその背景にあるアイディアなど,今井氏の源流について知りたい読者は,今井氏が同時期に日本語で執筆した「ことばの学習のパラドックス」(今井, 1997a) を読むことをお勧めしたい.

3. 名詞から動詞,「レキシコンの構築」へ
 帰国後の今井氏は,慶應義塾大学環境情報学部に職を得て,コンピュータ・サイエンスの専門家たちと前後左右などの空間概念の研究を始める一方,自身の博士論文をベースにした前記の本の執筆にくわえ,『認知科学』誌においても特集号「言語獲得:言語獲得に生得的,普遍的制約は必要か」の編集にあたった(今井, 1997b).この特集号―――のちにこれをベースとして新たな論文も加えて,「心の生得性:言語・概念獲得に生得的制約は必要か」(今井, 2000)として出版されることになる―――にはS. Carey, M.Tomasello, D. Gentner, Y. Shirai など錚々たるメンバーが英語論文を寄せており,編者の今井氏はこの企画により翌年,認知科学会特別賞を受賞した.
 実は,本稿の執筆者である針生は,この特集号に論文を応募したことが縁となって今井氏と共同研究をするようになった.当時,針生は,Markman(1989) が語意推論原理の一つとして提案した相互排他性原理に関心をもち研究を進めていた(e.g., 針生,1991; Haryu, 1998).このバイアスは,事物と名称との関係を一対一に整理してしまおうというものであり,子どもがレキシコン内で単語どうしの意味関係を整理するのに役立つ.しかし,実際の言語は,同じモノがイヌであると同時にドウブツでもありチワワでもありポチでもあるように,一つの対象が複数の名称で呼ばれうる.結局子どもの中には,相互排他性原理だけでなく,形の類似性や対象の存在論的カテゴリー(e.g., 動物vs 非動物)を評価する仕組みも入っているのであって,それらの相互作用の結果として,基礎レベルのカテゴリー名だけでなく下位カテゴリーの名称や固有名詞なども包含する構造化されたシステムとしてのレキシコンが獲得されるのだ.そういうことを今井・針生の共同研究では示した(Haryu & Imai, 1999, 2002; Imai & Haryu,2001).
 ほかに,今井氏との共同研究では,動詞の意味推論の発達についても扱った.もちろんそれまでも,子どもはどのように動詞の意味を推論するかに関する研究がなかったわけではない(e.g., Behrend et al.,1995).ただ,それらの研究が問題にしていたのは,何らかの動作が行われている場面に対して導入された動詞の意味として,示された場面のどこをどう切り出すのか,たとえば結果として生じる状態の変化を指すものと考えるのか,途中の動作そのものを指すと考えるのか,といったことだった.ここでは,子どもは動詞(の形式をもった音声)が何らかの動作や関係などを指すことを既に理解していることが前提になっている.しかし,子どもが耳にする語にはさまざまな種類のものがあるのだから,それ以前に子どもは語の種類によって異なったやり方で意味推論しなければならないということを知らなければならないはずだ.
 そのようなわけで,今井氏と開発した実験パラダイムは,シンプルだがそれまでの動詞学習研究に照らせば常識はずれな,少々乱暴なものとなった.人物が名前のわからないモノをつかって特定の動作をしている場面(標準場面)をビデオで示しつつ,「ネケがある」とか「ネケっている」という新奇語を教えたあと,同じ人物が同じモノを使って別の動作をしている場面(モノ同一場面)と別のモノを使って先ほどと同じ動作をしている場面(動作同一場面)を同時に見せ「ネケがある」あるいは「ネケっている」のはどちらかを選ばせるのである.ただし,動画2 つの呈示をコントロールする,しかも,それを保育園に持ち込めるようなコンパクトな機材で実施する,というのは当時の今井・針生にとっては難問だったが,そこに岡田浩之氏(今年度,今井氏と同時にフェローに推挙)が加わり,実験は,動画呈示用のノートパソコン2 台を呈示制御用の3 台目のノートパソコンにつなぐというかたちで実現されることになった.
 これら一連の研究(Haryu et al., 2011; Imai et al.,2005, Imai, Li, et al., 2008) からわかったのは,3歳児は既に動詞をそれなりに正しく使って話しているように見えて,初めてきいた動詞の意味を目の前で行われているモノではなく動作の方と即座に結びつけるということはできていないらしい,ということだった.この知見は,それ以前から続いていた動詞?名詞論争(Choi & Gipnik, 1995; Gentner, 1982)―――子どもにとって学習しやすいのは名詞か動詞か,その学習の容易さを決めているのは概念の切り出しやすさか単語の入力の頻度か―――に対して,新たな方向から答えを与えるものであって,そのあと動詞意味の学習をめぐる発達研究(e.g., Hirsh-Pasek &Golinkoff, 2006) が盛り上がりを見せる一つのきっかけとなった.この時期の名詞や動詞についての研究を中心として子どもの語彙システムの構築についてまとめたのが,「レキシコンの構築:子どもはどのように語と概念を学んでいくのか」(今井・針生,2007) であり,その改訂版である「言葉をおぼえるしくみ:母語から外国語まで」(今井・針生, 2014)である.

4. 言語をなりたたせている身体と心
 言語と言えば,ヒトはもともとそれを獲得し使いこなせる(それ専用の)能力を生得的に備えているという生得説の立場と,言語の使われている環境に置かれればそれを学習できるだけだとの学習説の立場のあいだで長らく論争が続いてきた.そのもっとも顕著な例は文生成能力をめぐるものだろうが,この同じ対立は,上でみた単語の意味推論に際してのバイアスをめぐっても見られてきた.バイアスを生得に近いものと見なすMarkman らの立場に対して,近年は,そのような語と指示対象とのあいだにある抽象的なルールとしてのバイアスは,実際に指示対象に対する単語入力を経験する中でその関係の統計的分析によって学習されうるとするSmith らの立場が力を得てきているように思われる.それでもなお,ゼロからの学習ということでは説明できるようには思えないほど,言語は複雑で,ある意味で摩訶不思議なシステムである.そもそもなぜ我々は,言葉によってパラレルワールドを構成し,それにリアリティを感じながらそれを通じて現実世界に向き合いとらえなおすことができるのか.この問題への答えの一端を垣間見せてくれるのが,今井氏の研究の中では,一連のオノマトペによる動詞学習の研究,そして,チンパンジーとの比較認知研究を含む対称性推論についての研究だろう.
 まずオノマトペに着目した動詞学習の研究についてである.前述したように,動作が行われている場面に対して新しい動詞が与えられても,小さな子どもでは,動詞に動作そのものを対応づけることは簡単ではない.たとえば,3歳児では,のしのしと重く力強い足取りで歩く様子(標準場面)に対して「ネケっている」と教えても,この「ネケっている」を別の人物が同じように歩く場面(動作同一場面)へと般用できない.ところが,標準場面で導入する動詞を,「ノスノスしている」と音象徴新奇動詞にすると,「ノスノスしている」場面として動作同一場面を選べるようになるのである(Imai, Kita, et al.,2008).このようなオノマトペ(音象徴)の効果は,部分的には,日本語を母語としない人々(Kantartziset al., 2011),さらには,言語学習を開始したばかりの14 ヶ月児にも見られた(Imai et al., 2015).これらの知見は,今井氏らの音象徴ブートストラッピング仮説(Imai & Kita, 2014) につながっていく.言語において語と対象との関係は恣意的であるということはソシュール以来,繰り返し述べられてきたものの,やはり言語で示される対象や状況がこれだけ我々にリアルに感じられるからには,その語と対象との関係は,その単語でその対象を指示することで同意したという単なる約束事以上の,根源的かつ必然的なつながりに支えられたものなのではないか,というのである.
 一方,対称性推論とは,「A →(ならば)B」から「B→A」を導き出すような推論を指す.これは論理的には誤りとされるものだ.もっとも,これは単語の学習場面で我々が当然のように子どもに期待している推論でもある.つまり,帽子のことを「ボウシだよ」と教えてやったら,次には「ボウシ持ってきて」と言われて帽子を持ってくることを我々は期待する.そして,このような推論をするヒトの特殊性は,チンパンジーなどと引き比べてみるときいっそう際立つ.だいぶ前,特集番組(日本放送協会, 1997) に映し出されていたチンパンジーのアイは,色のレキシグラム(図形言語)をいったん学習したあと数年たっても色に対して正しいレキシグラムを選ぶことができた.しかしその一方で,訓練されたのとは逆の方向の関係について,つまり,レキシグラムから色を選ぶという方向でテストされると全くできなくなってしまったのである.もちろん,チンパンジーには困難な対称性推論をヒト(の子ども)がやすやすと行ってしまうのには,言語の使用を通じて「逆も真なり」の訓練をさんざん受けてきたため,かもしれない.しかし,Imai et al. (2021)は,言語学習経験ということではごくまだ経験の浅い8か月児でもこのような対称性推論を行うことを見出し,まさに,このような推論バイアスこそがヒトの言語獲得や使用を支えている可能性へと我々の目を向けさせてくれたのである.
 これらオノマトペのリアリティを支える身体性や,言語使用の根底にも潜む,ヒトに特徴的な推論バイアスがいかにしてヒト言語の特徴を産み出しているかについては,今井氏の言語をめぐる研究の集大成ともいえる近著「言語の本質:ことばはどう生まれ,進化したか」(今井・秋田, 2023) をぜひ参照されたい.

5. まとめ
 ここまで見てきたように,今井氏の研究では,言語の発達や学習,それが我々の思考にどのような影響を及ぼし,あるいは,我々の思考はいかに言語の獲得や学習を形作り支えているのか,といった問題が中心的なテーマとなってきたが,その研究や論文に感じられるのは,本質的で新しい展開がのぞめる問題を見つけ出し取り組もうとする,その開拓者としての先見性であり嗅覚である.題材は,ここで取り上げてきたことのほか,色語彙,外国語学習,言語獲得の計算モデリング,などにまで及ぶ.多様に見えるこれらの切り口は,いずれも一つの焦点に向けて開かれた窓であり,そこには通底する哲学がある.意味は,どのような感覚モダリティやドメインにも現れるとらえどころのない認知的概念だが,それゆえにそれを捉えるには多様なアプローチが必要であり,一人の研究者がそれを一手に引き受けるのは困難である.しかしだからこそ,多様な切り口を横断して,経験的な知見を緻密に着実に積み上げていく.それが今井流の研究スタイルなのだろう.
 子どもは自分にとっての最初の言語を身につけていくときには,言語がどのようなものであるかを言語で教えてもらうことはできない.しかし,いったん言語を身につければ,言語は子どもが新しい知識を獲得するときの最大の手がかりになっていく.今井氏の取り組みも近年,教育の現場への寄与を射程にいれた実践にまで広がりを見せている(今井他,2022).その向かおうとする先から我々はまだまだ目を離すことができない.

文 献
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(針生悦子・日髙昇平 記)