研究分野別一覧

デザイン

  • OS03-5
    公募発表
    藤井晴行 (東京工業大学環境・社会理工学院)
    篠崎健一 (日本大学 生産工学部)
    風土や文化に根ざす生きるための知と科学技術が相克しつつも共存する背景にあるものごとを、空間図式に注目し、地域にある臨床の知の共創と継承のための4つ課題を通して浮き彫りにした。1)普遍性に駆逐された固有性に再び意味を持たせ、2)固有の文化と普遍的な要求を共存させる術を探し、3)普遍的な技術を加えて固有の知を更新し、4) 固有の知と普遍的な知の折り合い方を探ることである。これらはいくつかの研究方法を並行して繰り返して気づいた仮定である。
  • OS09-4
    公募発表
    傅翔 (宇都宮大学)
    康茗淞 (宇都宮大学)
    張昭誼 (宇都宮大学)
    伊藤篤 (宇都宮大学)
    平松裕子 (中央大学)
    原田康也 (早稲田大学法学学術院)
    佐々木陽 (宇都宮大学)
    羽多野裕之 (宇都宮大学)
    To improve the satisfaction of the tourists, we have been developing tour guide application in Nikko since 2014. There are many tourists visiting Nikko, among them many travelers from Taiwan and Mainland China. For this reason, the need to explain the tourism resources of Nikko in Chinese is increasing more and more. However, there are several problems in the signs and menus.In this paper, we discuss the problems of Chinese notation in the tourist spot and explain that the correctness of translation for signs is important. Then we propose the points to consider for translation procedure using machine translation to increase the understandability of signs based on Functional Translation Theory.
  • sO1-2
    新垣紀子 (成城大学社会イノベーション研究科)
    都築幸恵 (成城大学)
    本研究は、ソーシャルイノベーションが社会に浸透するプロセスを検討するために、医療場面を対象として、専門家の活動を分析した。2名の開業医に対して、インタビューおよび参与観察を行い、活動の記録を調査した。その結果、社会問題解決のためのモデルは、当初から検討されているものではなく、試行錯誤の結果に生まれること、問題解決の過程では、異分野の考え方による視点の変換が重要な役割をしていることがわかった。
  • sO1-3
    中村雅子 (東京都市大学)
    渡部宣弥 (NRIデータiテック株式会社)
    竹中慧 (パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社)
    本研究では情報システム開発についてシステムエンジニアらに行ったインタビュー調査から得た事例の検討を行った.システム開発を,使う側(ユーザ、依頼企業)と,それを制作する側(デザイナ、IT企業)という2つのグループの間の境界を越えてシステムをデザインする越境的な活動と捉えることで,システム開発の現場においては規範的なプロセスとは別の越境のための「現場の工夫」が重要な意義を持つことを示した.
  • sP1-6
    井上拓也 (京都大学人間環境学研究科)
    認知言語学では近年,第三期の認知科学として人間・環境の相互行為の中で意味を捉えるべきであるという主張がなされている [17]。本稿では,言語が情報を伝達するという伝達モデルや,意味の表象主義的モデルを前提とする従来の言語観を棄却し,生態学的実在としてのアフォーダンス理論の意味観を導入することの必要性を論じる。さらに, Normanのデザインやシグニファイアの概念の観点から,言語がシグニファイアとして機能していることを指摘する。
  • sP1-47
    神窪利絵 (東京大学生産技術研究所)
    Yuri Klebanov (東京大学生産技術研究所)
    米谷竜 (東京大学生産技術研究所)
    佐藤洋一 (東京大学生産技術研究所)
    Pupillometry involves measuring changes in the diameter of the eye's pupil. Such pupillary responses have been well studied by scientists to link with a great variety of cognitive processes. However, the responses are typically investigated in the lab settings since they are easily influenced by light sources. To pave the way to expand pupillometry research methods, our paper will showcase design implications of a mobile cognitive pupillometry toolkit that can be integrated beyond the state-of-the-art experimental conditions. We discuss benefits, as well as challenges, of conducting cognitive pupillometry experiments in the less-controlled settings.
  • sP1-51
    中里周子 (東京藝術大学美術学部)
    矢野史朗 (東京農工大学工学研究院)
    宇野良子 (東京農工大学工学研究院)
     本研究は人物写真における擬物化から、現代アートにおける人間観を明らかにすることを目指して、アンケート調査を行なった。結果として、人間の身体の扱い方が、物を扱っている時のようであり、鑑賞者が比較的不快感を感じる擬物化と、人間の身体が素材となり機能が増えるような加工が行われ、鑑賞者が快と感じる擬物化が主に観察された。
  • sP1-56
    須藤智 (静岡大学)
    大木朱美 ( (株)KDDI総合研究所)
    新井田統 ( (株)KDDI総合研究所)
    本研究では,高齢者のスマホのニーズ調査と利用学習を促進する講習会を開発し効果測定した。65歳以上のスマホ利用率は19.1%であり、所有を躊躇するのは「使いこなせるかわからない」感じていることが明らかになった。開催した講習会は、若年者と共に日常レベルのスマホ利用を体験できる会であった。講習会に参加することで、主観レベルで操作できるようになった、不安感が低減するなどの効果があることが明らかになった。
  • sP1-70
    田中吉史 (金沢工業大学情報フロンティア学部心理科学科)
    美術初心者の美術鑑賞における解説文の効果を、実際の美術展でのフィールド実験によって検討した。作者による解説文を読む条件、作者による解説文に基づきより能動的に鑑賞するように促すよう指示する問いかけ文条件、解説文なしで鑑賞する条件を設け、15ペアの美術初心者がある現代美術展を鑑賞した。問いかけ文条件では解説文なし条件よりも長時間かけて美術展を鑑賞した。鑑賞中の会話内容の分析により、解説文の内容と作品の特徴との相互作用について検討する。
  • sP2-7
    林美都子 (北海道教育大学)
    佐々木基 (北海道教育大学函館キャンパス)
    本研究では、立ち技格闘技の人気を復権するため、ポスター等で一般観客にアピールする状況を想定し、コスチュームの配色で伝わる選手の個性や印象を検討した。大学生281名に調査を行った。格闘家イメージ尺度は、実力を核に据えた「格闘技家らしさ」と「優美さ」、「愛嬌」で構成された。配色別分散分析の結果、赤グローブに黒トランクスがもっとも格闘技家らしく、青グローブに白トランスで優美なイメージ、黄色トランクスでは愛嬌がアピールされることが示された。
  • sP2-31
    中根愛 (NTT)
    渡邉浩志 (NTT)
    小林哲生 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
    ワークショップの個人ワークで内省を行う際に,外化をすること,外化をしないことが,参加者の思考や感情にどのような影響を与えるのかについて探索的に検討を行った.結果,外化する場合は論理性・一貫性が高い思考が可能になるが,自ら設定した枠組みに含まれない概念や,矛盾したアイディアは考慮の対象にならないことが示唆された.外化しない場合には,枠組みにとらわれない思考がされ,内省や共有の際に,自身の考えへの新たな気付きが多くされることが示唆された.
  • sP2-41
    加藤由香利 (成城大学社会イノベーション研究科)
    新垣紀子 (成城大学社会イノベーション研究科)
    中村國則 (成城大学社会イノベーション研究科)
    西脇裕作 (豊橋技術科学大学情報・知能工学系)
    岡田美智男 (豊橋技術科学大学情報・知能工学系)
    本研究は、ロボットの外見が、ロボットとのインタラクションに及ぼす影響を明らかにすることを目的として行った。4種類の箱型ロボットの写真 (ロボットに目と口がある場合、目だけがある場合、口だけがある場合、顔のパーツがない場合)について、会話機能や会話したいと思うかの評価を行った。その結果、目と口があるロボットは、親しみやすく、会話ができそうなロボットだと評価された。この結果より、コミュニケーションロボットの、目と口の必要性が示唆された。