研究分野別一覧

人とコンピュータのインタフェース

  • OS09-4
    公募発表
    傅翔 (宇都宮大学)
    康茗淞 (宇都宮大学)
    張昭誼 (宇都宮大学)
    伊藤篤 (宇都宮大学)
    平松裕子 (中央大学)
    原田康也 (早稲田大学法学学術院)
    佐々木陽 (宇都宮大学)
    羽多野裕之 (宇都宮大学)
    To improve the satisfaction of the tourists, we have been developing tour guide application in Nikko since 2014. There are many tourists visiting Nikko, among them many travelers from Taiwan and Mainland China. For this reason, the need to explain the tourism resources of Nikko in Chinese is increasing more and more. However, there are several problems in the signs and menus.In this paper, we discuss the problems of Chinese notation in the tourist spot and explain that the correctness of translation for signs is important. Then we propose the points to consider for translation procedure using machine translation to increase the understandability of signs based on Functional Translation Theory.
  • OS09-5
    公募発表
    徳永弘子 (東京電機大学)
    本稿は食事中の家族の食卓場面において,子どもの振る舞いについて検討した事例を報告する.焼き肉をしながら食事をする家族の食卓は,友達同士の食事とは違い,よりインフォーマルな場であること,食べる/話す振る舞いに対してコミュニケーションを重視した社会的なルールが適用されない場において,子どもが自分の発話権を獲得し,保持するためには,視線や,ハンドジェスチャー,フィラーなどの技法を用いて達成していることが示された.
  • OS12-6
    公募発表
    齋藤利樹 (筑波大学)
    大澤博隆 (筑波大学)
    本研究では身体の一部を擬人化し、エージェント化することによってユーザの行動と認知がどのように影響を受けるか評価した。手の甲にface scaleに基づいた顔のイラストを投影することで擬人化を促進するデバイスを作成し、手を擬人化し、物体を移動させるタスクを行わせ、目や口の投影条件(エージェント化)、爆弾の投影条件(感情変化)メーター条件(情報変化)のそれぞれを比較し、ユーザーの動きと認知の変化を調べた。
  • sO1-1
    田中伸之輔 (筑波大学)
    原田悦子 (筑波大学人間系)
    須藤智 (静岡大学)
     公共空間に設置された人工物を利用する際,他者の利用を観察できる観察学習がもたらす支援効果について検討した。参加者(高齢者・若年者)を観察学習の有無で群分けし,空港を模したスペースで,出入国管理システムである顔認証ゲートを3回利用するユーザビリティテスト実験を行なった。その結果,特に高齢者に強く観察学習の支援効果が現れ,若年者でも観察される試行反復による学習とは独立な効果が示された。機器利用を苦手とする人への観察学習の有効性が示された。
  • sP1-56
    須藤智 (静岡大学)
    大木朱美 ( (株)KDDI総合研究所)
    新井田統 ( (株)KDDI総合研究所)
    本研究では,高齢者のスマホのニーズ調査と利用学習を促進する講習会を開発し効果測定した。65歳以上のスマホ利用率は19.1%であり、所有を躊躇するのは「使いこなせるかわからない」感じていることが明らかになった。開催した講習会は、若年者と共に日常レベルのスマホ利用を体験できる会であった。講習会に参加することで、主観レベルで操作できるようになった、不安感が低減するなどの効果があることが明らかになった。
  • sP1-59
    岡田真奈 (神戸大学人間発達環境学研究科)
    阪田真己子 (同志社大学文化情報学部)
    人は,ベビースキーマと呼ばれる,幼い動物が持つ身体的特徴を持つものをかわいいと感じ,また,かわいいものを見ることによって,ポジティブ感情が喚起するなど,様々な効用が生じることが明らかになっている.しかしながら,人はかわいいものに対し,どのような振る舞いをみせるのかということについては,未だ明らかになっていない.そこで,本研究では,行動抽出を行い,人がかわいいものに対して,どのような振る舞いをみせるのかということについて検証した.
  • sP1-61
    齋藤ひとみ (愛知教育大学)
    林穂波 (愛知教育大学)
    本研究では,Twitter上で情報を求めるつぶやきを収集し,どのような質問がされているのかを分析した.Twitter APIを用いて質問系のハッシュタグを含むツイートを収集し,機械学習の手法を使って情報要求ツイートを自動抽出した.抽出された918件のツイートについて,タイプやトピックの分類,リプライの有無を調査した.分析の結果,Twitterで多く投稿される情報要求のタイプや回答率の高い情報要求のタイプなどが明らかになった.
  • sP1-67
    高橋秀明 (放送大学)
    本論では、情報化社会における人間の発達を捉える枠組みとして、情報生態学的人格論を提案した。
  • sP1-79
    上田拓弥 (関西学院大学理工学研究科人間システム工学専攻)
    工藤卓 (関西学院大学理工学部人間システム工学科)
    ラバーハンドイリュージョン(RHI)は機械の遠隔操作への応用などで近年注目されている.本研究ではRHIによる身体的感覚の延長を試みた.内観報告書と脳波,筋電計測からその強度を評価し, RHI誘導の積算効果により,長い延長ラバーハンドにおいてもRHIが発現することを明らかにした.さらにRHI誘導前に自身の手のみに触刺激を与えた場合,通常のRHIと比してRHIの発現が優位に増加する,RHIにおける事前刺激によるプライミング効果を発見した.
  • sP1-83
    星田雅弘 (立命館大学文学研究科)
    林勇吾 (立命館大学総合心理学部)
    田村昌彦 (立命館大学文学部)
    対人認知場面では,(1)相手に関する既有知識と(2)相手の振舞いの2つの手がかり情報を利用しながら印象が形成される.本研究では,エージェントに対しても同様の印象形成が行われるのかを実験的に検討した.互いにある対象を単語で伝え合う場面を設定し,エージェントの知識量が知性の印象にどのように影響するのかを調べた.その結果,相手の知識量は知覚される知性に影響しなかった.
  • sP2-41
    加藤由香利 (成城大学社会イノベーション研究科)
    新垣紀子 (成城大学社会イノベーション研究科)
    中村國則 (成城大学社会イノベーション研究科)
    西脇裕作 (豊橋技術科学大学情報・知能工学系)
    岡田美智男 (豊橋技術科学大学情報・知能工学系)
    本研究は、ロボットの外見が、ロボットとのインタラクションに及ぼす影響を明らかにすることを目的として行った。4種類の箱型ロボットの写真 (ロボットに目と口がある場合、目だけがある場合、口だけがある場合、顔のパーツがない場合)について、会話機能や会話したいと思うかの評価を行った。その結果、目と口があるロボットは、親しみやすく、会話ができそうなロボットだと評価された。この結果より、コミュニケーションロボットの、目と口の必要性が示唆された。