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自然言語処理

  • OS11-5
    助詞の「は」は「主題を表す」とか「関心の対象をピックアップする」と説明されるが,言語の表層情報で言語変換する自然言語処理的には「主語」であったり「目的語」であったりする他に「副詞句」で対応しなければならない場合がある.これを援用して,詩人語を自分語に変換して中原中也の「一つのメルヘン」を勝手読みしてみる.
  • P1-27
    定延利之 (神戸大学)
    杜思宇 (神戸大学院生)
    驚いてつっかえる場合,その形式は「マ、マケドニア」のような途切れ型・語頭戻り方式になりやすい。本発表は,このように話し手の態度を漏らすつっかえ発話の「雄弁」性が,語音やアクセントを正しく実現できるという話し手のスキルを前提としていることを示す.つっかえ発話の意味は話し手の能力を見て解釈される.発話が話し手から独立していない点で,「雄弁」な非流ちょう性は「通常」の文法とは違ったあり方をしている.
  • P2-25
    張寓杰 (東邦大学理学部情報科学科)
    孫星越 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    菊地賢一 (東邦大学理学部情報科学科)
    中川正宣 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    本研究では、中国語における名詞と動詞の関係に名詞と形容詞(名詞修飾語)の関係を加え、大規模言語データの統計解析に基づき、確率的言語知識構造を再構築して、中国語における帰納的推論の計算モデルを構成し、心理学実験によりモデルの妥当性を検証する。さらに、本研究で構築した新しいモデルと先行研究のモデルを比較し、シミュレーションの結果が改善されていることを検証する。
  • P3-16
    藤田元 (上智大学大学院)
    本発表では日本語の多重主格構文を心理統計学の観点から考察する。先行研究に従い多重主格構文を2つのタイプに分類して、それらが実在するかを2つの方法で検証した。第一に2つのタイプの容認度が、名詞の数が多いときに振る舞いが異なるかを調査した。第二に名詞の数が増えた時に文の容認度に変化があるかを調査した。調査の結果、前者の方法では2つのタイプが実在することを示したのに対し、後者の方法では有意な差がみられなかった。
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