プログラム順

[OS10] 相互作用(インタラクション)を通じた英語の学習効果に関する認知科学的観点からの検討

9月18日(金) 16:00 - 18:30 会場:総合校舎D号館D24
  • OS10-1
    坪田康 (京都工芸繊維大学)
    発表者が受け持つ学部向け英語プレゼンテーションの授業では、口頭発表、ポスター発表、口頭要約などのスピーチを練習させている。練習時には、受講者同士のペアワーク、受講者と社会人が参加したグループワーク、Skype経由で英語話者でつないた状態で全員の前で発表等と、随時、聴き手を変えさせている。それぞれの発表練習においてどのようなインタラクションが行われているか、どのような課題が残っているかについて具体的な事例を交えて発表する。
  • OS10-2
    遠藤智子 (日本学術振興会・筑波大学)
    横森大輔 (九州大学)
    河村まゆみ (言語アノテータ)
    原田康也 (早稲田大学)
    授業内のスピーキング活動は、外国語を話す練習の場であるだけでなく、それ自体がコミュニケーションの場でもある。本発表は比較的自発的で、聞き手に向けての発話である『応答練習』アクティビティをデータとする。英語から日本語へのコードスイッチングに着目することで、学習者がどのようなメタ認知を言語化しているのかを明らかにする。また、それと関連して他のメンバーがどのように応答の産出に参与するのかを分析する。
  • OS10-3
    森下美和 (神戸学院大学)
    原田康也 (早稲田大学)
    著者たちのこれまでの調査で,日本人英語学習者はその習熟度によらず,wh 疑問文の統語構造についての知識が乏しく,また運用に結びつく訓練を受けていてないため,特に音声産出において大きな困難を伴うことが分かっている.本調査では,習熟度の異なる大学生に対して,授業内で平叙文・疑問文の再生または(平叙文からwh 疑問文への)転換を繰り返す練習を行い,その効果を分析・検討した.
  • OS10-4
    原田康也 (早稲田大学)
    森下美和 (神戸学院大学)
    コミュニケーション活動の中で英語の知識が定着し運用能力が向上することを実証することをめざして,インタラクションに基づく自律的相互学習について報告する.『仕事で英語が使える』ためには,大学英語教育においてアカデミックな学習活動の中で英語を使用する訓練を行い,文法・語彙の知識定着・運用の自動化・発音・リスニング能力の向上・英語でコミュニケーションを図ろうとする態度の育成が求められる.
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