研究分野

その他

  • OS07-4
    公募発表
    Chansawang Rochaporn (Sukhothai Thammathirat Open University)
    平松 裕子 (中央大学)
    伊藤 篤 (中央大学)
    According to the impact of COVID-19 has changed tourists’ priorities, values, and behavior, traveling as safety and healthier become a high priority. Therefore, forest bathing is likely to be positively affected. In the Thai context, forest bathing is also unclear for people to practice which is different from Japanese people. Applying tourism activities to promote forest bathing in Thailand could be an opportunity not only to promote the concept of connecting with nature but also to create a new type of tourism products such as forms of wellness tourism, ecotourism, food tourism, agritourism, and rural tourism to inspire people to travel in post-COVID-19.
  • P1-002A
    服部 エリーン 彩矢 (名古屋大学大学院情報学研究科)
    山川 真由 (名古屋大学)
    三輪 和久 (名古屋大学)
    本研究は,新奇性が高いものを志向するパーソナリティ(新奇性追求傾向:NS)が新奇な製品に対する実用性評価に影響するかについて検討した.調査では,参加者は文房具製品の評価とNS尺度に回答した.評価セットの文房具製品は,新奇性と実用性の評価が分散するように,アイデアコンテスト受賞作品や,市販の製品を含めていた.調査の結果,NSが高いと,NSが低い場合に比べて,新奇性が高い製品の実用性を高く評価することが示された.
  • P1-016
    粟津 俊二 (実践女子大学)
    古庄 歩未 (実践女子大学)
    女子大生を対象に,整形への関心度と,顔加工アプリの使用経験との関係を調べた.整形関心度によって,加工アプリの使用頻度,自身の顔に対する感じる違和感に差が見られた.また,アプリの使用頻度と違和感には正の相関が,加工程度と自身の外見に対する動機づけには,負の相関がみられた.自身の顔の加工というICT技術を用いた仮想的な知覚運動経験が,現実の自身の顔の認知に影響し,行動を通して現実の知覚運動経験も変容させていく例と考えられる.
  • P1-019
    熊谷 元輝 (岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科)
    小野 淳平 (青森大学ソフトウェア情報学部)
    小方 孝 (岩手県立大学ソフトウェア情報学部)
    昔話の構造を,ストーリーの自動生成に向けた知識として利用するため,その構造を形式的に表現する必要がある.その表現としてストーリーユニットと呼ぶ形式によって昔話の構造を記述した.その後,意味分類を提供する概念辞書とストーリーユニットの結合を試験的に行った.本稿では,いまだ概念辞書と結合していない箇所について,方法の整理と結合の作業を行う.また,結合作業の結果,得られた課題について整理する.
  • P1-028A
    李 林柏 (北陸先端科学技術大学院大学)
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院大学)
    恐怖症とは,正確な危険性がないにもかかわらず,人間が何かを極端に恐れる状態である.その中でも高所恐怖症は一般的な問題であり,その治療法は様々である.現在VRを用いたVR曝露療法が,その高い安全性から注目されている.VR曝露療法には現実感が低いなどの欠点がある.従って,本研究はその欠点の改善に向けて,ドローンを用いた新たな空撮VR曝露療法を提案した.結果として,提案方法がVR曝露療法に比べ,より高い没入感が得られることを示した.
  • P1-037A
    恵 宇晨 (東京大学総合文化研究科)
    東 玲奈 (早稲田大学国際教養学部)
    This study aims to gain novel insight into the effect of code-switching experience on the mechanisms that underlie the bilingual advantage in cognitive control. We compared the performances of early and late Japanese-English bilinguals on the AX-CPT Tasks. We found with the late bilinguals, the more frequently they switched languages in their L1 environment, the better they performed in the proactive control tasks. In contrast, with the early bilinguals, the frequency of code-switching did not modulate their dual mechanism of cognitive control any better. These findings verify the role of switching frequency in the development of cognitive control and suggest a better understanding of the nature of mechanisms regulating early and late bilinguals’ brains.
  • P1-047
    江波戸 傑 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    松室 美紀 (立命館大学)
    柴田 史久 (立命館大学情報理工学部)
    木村 朝子 (立命館大学情報理工学部)
    身体表象における手の位置を変化させる場合,変化を起こすためのトレーニングで両手を「同時に動かす」「同じ高さに動かす」ことが重要であるとする先行研究が存在する.しかし,身体表象の変化を測定するテストとトレーニングで同様の課題を用いていた.本研究では,類似性の低い課題を採用し,先行研究の結果が追試されるかを検討した.実験の結果,同条件下でも手の位置の変化が起こること,上記の2つの手がかりがともに存在しても変化が促進されないことが示された.
  • P2-019
    小野 淳平 (青森大学ソフトウェア情報学部)
    小方 孝 (岩手県立大学ソフトウェア情報学部)
    本研究は,物語を生成するためのオントロジーとして,語の意味分類を体系的にまとめた概念辞書の開発を行う.名詞概念及び動詞概念の開発を行ってきたが,ここでは修飾概念を対象とし,特に形容詞概念に関する開発を行う.現在,修飾概念のつい形容詞概念および形容動詞概念の辞書は,粒度が粗い階層構造である.そのため,青空文庫の作品を利用し,その階層構造における分類の検討を試みる.その結果,形容詞の分類及び,形容詞の新たな利用方法に関する可能性が得られた.
  • P2-020
    小方 孝 (岩手県立大学ソフトウェア情報学部)
    ポストナラトロジーの構想は、その一目標として物語生成システムを使った物語乃至小説の制作を置く。この物語乃至小説は、共同幻想・対幻想・個人幻想にわたる広範な事象や人物を扱うが、本研究では、現在日本の言論空間において一定の影響力を持つと思われる橋下徹という実在人物の、ウクライナにおける戦争をテーマとするTwitter記事を分析し、その内容の特徴を考察する。その大きな目的は、上記物語乃至小説における登場人物の一タイプとしての造形である。
  • P2-021
    工藤 舜太 (岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科)
    小野 淳平 (青森大学ソフトウェア情報学部)
    小方 孝 (岩手県立大学ソフトウェア情報学部)
    本研究は道成寺物再現システムと説明/蘊蓄機構を統合するシステムを実装する.道成寺物再現システムは,『京鹿子娘道成寺』の舞台構造および道成寺伝説のストーリーをアニメーションで表現する.舞台構造とストーリーは,意味的関係により結びつく.説明/蘊蓄機構は,『京鹿子娘道成寺』および道成寺伝説の分析に基づく知識を,説明文として提供する.本稿では,ロボットをユーザインターフェースとして,上記二つを統合した対話可能なアニメーションシステムを実装した.
  • P2-030A
    千田 真緒 (東京都市大学大学院)
    岡部 大介 (東京都市大学)
    市野 順子 (東京都市大学)
    大学生は,どのようにスマートフォン(以下,スマホ)とともに日常会話空間をつくりあげているのかを考察した.その結果,大学生の日常会話空間のひとつである「空きコマ」における2者間の会話は,小刻みなスマホ利用によって「調整」されていることが見いだされた.「スマホいじり」とともになされる雑談は,観察された大学生の相互注視によって,スムーズに行われていた.
  • P2-059A
    下條 志厳 (立命館大学人間科学研究科)
    林 勇吾 (立命館大学総合心理学部)
    本研究では,ワーキングメモリと共感性がそれぞれ協同学習におけるテキストの知識利用と関連するのか検討する.方法としては,実験室実験とコンピュータシミュレーションを用いる.実験室実験の結果,ワーキングメモリとは関連があることが分かったが,共感性とは関連がないことが分かった.シミュレーションでは,同様の結果であったが,共感性に関しては極端な値をとると知識利用がうまくいかないことが分かった.
  • P2-063
    近藤 秀樹 (神田外語大学)
    遠山 紗矢香 (静岡大学)
    大﨑 理乃 (武蔵野大学)
    山田 雅之 (九州工業大学)
    本研究では,インフォーマルな学習の共同体が外的要因によってその継続が困難となった際に,他の共同体と合流することによって活動を継続するよう学習環境をデザインした事例を対象に,活動の特徴を抽出した.二つの共同体の重なりに焦点をあてた学習環境をデザインすることで,活動が持続可能であることが示唆された.活動が継続することによって,離脱したメンバーが復帰を希望する場面も見られたことから,求める学習環境を再構成することができた可能性が示された.