日程 9月10日(土) 9:30 - 11:30

オーガナイズドセッション07 (OS07)

ICT 活用と心身の well-being を目指した観光開発の可能性
オーガナイザー:
伊藤篤(中央大学)
原田康也(早稲田大学)
平松裕子(中央大学)
森下美和(神戸学院大学)
佐良木昌(明治大学)
上田一貴(東京大学)
  • OS07-1
    基調講演
    原田 康也 (早稲田大学)
    平松 裕子 (中央大学)
    森下 美和 (神戸学院大学)
    インバウンド観光客の来日目的はさまざまであるが、観光・リクリエーション・ショッピングのほか、日本の食事が「ヘルシー」であるという印象が話題になることも多い。心身の well-being を求めるのは旅行だけでなく職場・学校も含めて現代人の一般的な傾向・性向である。本セッションでは観光における well-being について、森林浴の効果測定などを含めて検討し、インバウンド観光客増進策にこれをどのように取り入れるか検討してみたい。
  • OS07-2
    上田 一貴 (東京大学)
    課題とは関係のないとりとめもないことを考え,ぼんやりとして心がさまよっているような状態は「マインドワンダリング」と呼ばれる.近年,マインドワンダリングをすることによってアイデアの創出数が増えるなど創造的思考に促進的な効果がみられることを示す研究が増えてきている.本講演では,マインドワンダリングを行っている時のデフォルトモードネットワークの脳活動についての研究を概観し,観光などの余暇活動の効用について脳科学的な観点から考えたい.
  • OS07-3
    平松 裕子 (中央大学)
    伊藤 篤 (中央大学)
    本発表では,コロナ後の観光としても注目の集まる自然の中の観光,特に森林浴を扱う.これは, 自然環境の中を小グループで散策する,新しい観光である.森林浴の効果を確認するため、簡易脳波計を用いて、森林散策中に脳波測定し,リラックスしているか測定をしてみた. また、これまでに構築した奥日光案内アプリを利用して散策した際の評価を結果を示す。
  • OS07-4
    公募発表
    Chansawang Rochaporn (Sukhothai Thammathirat Open University)
    平松 裕子 (中央大学)
    伊藤 篤 (中央大学)
    According to the impact of COVID-19 has changed tourists’ priorities, values, and behavior, traveling as safety and healthier become a high priority. Therefore, forest bathing is likely to be positively affected. In the Thai context, forest bathing is also unclear for people to practice which is different from Japanese people. Applying tourism activities to promote forest bathing in Thailand could be an opportunity not only to promote the concept of connecting with nature but also to create a new type of tourism products such as forms of wellness tourism, ecotourism, food tourism, agritourism, and rural tourism to inspire people to travel in post-COVID-19.
  • OS07-5
    森下 美和 (神戸学院大学)
    本発表では,台湾の言語景観調査に焦点を当て,これまでに同様の調査を行った日本各地の言語景観や英語圏の多民族都市であるオーストラリアのメルボルン他での調査との類似点や相違点を挙げつつ,比較・分析した結果について報告する.台湾では,健康や地球環境への意識が高いことが予想され,生活の中でwell beingに関するさまざまな取り組みについて学ぶことができるだろうと期待しつつ,調査を進めている.