プログラム順

[OS07] 生活者に寄り添う認知科学:超々高齢社会に向けて

9月18日(金) 9:30 - 12:00 会場:総合校舎D号館D33
  • OS07-1
    齋藤洋典 (名古屋大学大学院情報科学研究科)
    James W. が心理学をマインドの科学と呼んだことに倣い,認知科学を知の科学と呼ぶ.では,その知は我々が高齢化社会に生きるのに何の役に立つのだろうか.高齢化社会での実生活に関する認知科学のまなざしが問われている.本稿は,架空の発表者と査読者を仮定し,認知科学者として高齢化社会で生きる準備へのガイドラインを提起する
  • OS07-2
    制御不能となった現代資本主義社会での生産・消費体制の矛盾が生む過剰生産・過剰消費状態に晒された生活と、同時進行しつつある超高齢社会という現実の中で、本来あるべきモノづくりの姿を地域共同体レベルで考え、それに高齢者がどう関わっていけるのかを考えた。ここでは、地域共同でのモノづくりによる高齢者の認知症防止とコミュニティーでの合意形成にもとづくボトムアップ的生活空間デザインへの参加の可能性について考える。
  • OS07-3
    水津功 (愛知県立芸術大学)
    齋藤洋典 (名古屋大学大学院情報科学研究科)
    デザインがユーザーを満足させるには,ユーザーの要求が明白でなければならないが、現実のデザインではユーザーの要求はしばしば不明瞭であり,デザインの主要な問題は不良設定問題に解を与えることにあると言える。デザインが決定した計画的余白が、ユーザーの関与の自由度を上げ,どの程度の自由度が満足度につながるのかを知るための基礎資料を得て、不良設定問題に解を与える具体的な方法論として機能するのかを考察する。
  • OS07-4
    田中伸之輔 (筑波大学大学院人間総合科学研究科心理学専攻)
    原田悦子 (筑波大学人間系心理学域)
    高齢者の人工物利用困難は,知覚・身体・認知的加齢から説明されてきたが,感情・動機づけの加齢変化についても検討が必要である。本研究は「高齢者が新奇な人工物を利用する際に怖がる」現象に着目し,感情・動機づけからの説明を試みる。オフィス用複合機の利用について年齢群比較を行った結果,高齢者は人工物利用を怖がる発話や行動が若年者よりも多いこと,および,怖がり行動が認知的加齢現象と合わさって利用困難を生み出すことを報告する。
  • OS07-5
    介助の質を高める介助者と被介助者の協調と相互理解―日常的に介助を受ける障害当事者へのインタビューから―
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    武藤真理 (電気通信大学大学院情報システム学研究科)
    藤本幹 (国際医療福祉大学小田原保健医療学部)
    阪口豊 (電気通信大学大学院情報システム学研究科)
    被介助者が感じる良い介助の要素を明らかにする目的で,日常的に介助を受けている障害当事者4名にインタビューをした.被介助者は,良い介助の実現には,介助者の知識,技能や心構えに加え,介助動作における介助者と被介助者の協調的作業や相互理解・意思疎通が重要であると述べていた.従って,介助動作の指導においては,従来の介助者個人の技能だけでなく,介助者と被介助者が互いの意図や状態を推測しつつ介助動作に反映させることの意義を教授することが重要である.
  • OS07-6
    井庭崇 (慶應義塾大学総合政策学部)
    岡田誠 (富士通研究所)
    金子智紀 (慶應義塾大学環境情報学部)
    田中克明 (コクヨS & T 株式会社)
    本論文では、「認知症とともによりよく生きる」ためのパターン・ランゲージである『旅のことば』を取り上げ、その作成プロセスについて論じたのち、読者からのフィードバックを紹介する。
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