キーワード索引

音声

  • P2-22
    定延 利之 (京都大学)
    本発表は,母語話者式の非流暢性を身につけることが学習者に役立つことを日本語について示そうとするものである.学習者20名に,発表者(日本語母語話者)の流暢な言い方と,概ね同内容の非流暢な言い方を真似させ,それを録音して日本語教育関係者111名に自然さを評価させたところ,非流暢な言い方の方が高い評価を得る場合が多かった.この結果は,母語話者式の非流暢性が,学習者にとって有益である可能性を示唆している.
  • P3-65
    小島 隆次 (滋賀医科大学)
    本研究では、合成音声による五十音の音読と説明文の音読に対する印象評価実験の結果の比較を通じて、授業動画や動画教材における教師役アバターの音声に対する印象評価を五十音の読み上げのみで簡易に実施する方法の有効性を検討した。実験結果から、通常の授業動画が扱う類の内容であれば、音読内容によって合成音声の印象が大きく変化することはなく、五十音の読み上げ音声を利用してアバター音声の印象を簡易的に測定することは有効であると考えられる。