キーワード索引
時間知覚
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P1-59本研究では,情報処理速度の向上と時間知覚の変調の関連性を解明するための実験課題を開発する.その課題は,情報処理速度が適度に向上した,フロー状態に準ずる状態を誘発するものである必要がある.課題では,難易度を操作可能なシステムを構築し,モデルから個々人に最適な難易度を推定する.実験では,難易度変化のパターンと情報処理能力の関係を調査した.
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P2-66本研究では,音楽聴取時に生起する主観的時間の感覚と楽曲構造との関連性を明らかにすることを目的として,一対比較法および再生法による聴取実験を実施した.分析の結果,音高推移,和声進行,休符位置といった構造的要素が主観的時間に一定の影響を及ぼす可能性が示唆された.しかしながら,再生法において統計的に有意な差は認められず,本研究のような操作による時間の伸縮効果は限定的であるにとどまった.