キーワード索引

ジェスチャー

  • P1-1
    門田 圭祐 (早稲田大学)
    渋田 芳河 (なし)
    関根 和生 (早稲田大学)
    本研究は,話者の自己接触が,メッセージと話者に対する印象に与える影響を実験的に調査した.卒業試験導入を主張する話者が映った動画を参加者に視聴させ,話者とメッセージの印象を評定させた.動画は,話者の自己接触(くつろぎ型・神経質型・なし)と論拠(強・弱)の2要因を操作して作成した.その結果,自己接触はその種類にかかわらず,話者の信頼性評価を低め,メッセージの印象には影響しないことが明らかになった.
  • P3-3
    巽 智子 (Max Planck Institute for Psycholinguistics)
    関根 和生 (早稲田大学)
    3歳児と5歳児を対象とした遮蔽状況下でのイラストのマッチング課題を行い, 物体の位置情報を相手に伝えるターンにおける指差しと言語表現の発達的変化を分析した. その結果, 5歳児と比べて3歳児は参照点 よりも対象点を指差す傾向があり, また対象を叩いたり擦ったり, 接触する指差し, 参照点と対象点をつなぐ指差しが多かった. 発達と共に, 指差しに頼らずとも言語表現が可能になり, やりとりの共通基盤や効率性についての認識が増すと示唆される.