キーワード索引

意識

  • P1-53
    花房 柚祐 (明治大学理工学研究科)
    嶋田 総太郎 (明治大学理工学部)
    小川 有希子 (法政大学社会学部)
    ハンセン病で人々の差別的な態度を受けていた主人公を描いた映画『あん』を鑑賞することで、病気に対する潜在的差別意識は変化するのかIATで調べると同時に、映画鑑賞中の脳活動をNIRSで計測し、脳活動をISC 解析することで潜在的差別意識の変化に関与する脳メカニズムを検討した。その結果、病気に対する潜在的差別意識が低減した群は左半球のTPJで増加した群のISC値と有意な差が見られ、TPJのISC値と潜在的差別意識の変化量に相関が見られた。
  • P2-46
    新川 拓哉 (神戸大学)
    宮原 克典 (北海道大学)
    濱田 太陽 (Araya)
    西田 知史 (国立研究開発法人情報通信研究機構)
    本研究の目的は、「意識の機能」という概念の明確化を行い、意識の機能の理論を整理し方向づけるための枠組みの構築を行うことである。「意識の機能」という概念の明確化のため、「生物意識/状態意識」と「類的な意識/特定の種類の意識」と「基盤的機能/機能的貢献」という三種類の区別を導入する。また、意識の機能の理論の射程を分析するため、「必要条件/十分条件」の区別を与える。そして、これらの区別から構成される四次元的フレームワークを提案する。