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集団運動

  • O2-1
    市川 淳 (神奈川大学)
    藤井 慶輔 (名古屋大学)
    本研究では,複雑で動的な運動協調における役割について実験的に検討した.3人1組で各自がリールを回して糸の張りを調整し,3本の糸につながれたペンを移動させて正三角形のモデルをなぞる課題を行わせ,糸の張力やペンの位置を計測した.線形混合モデルによる回帰分析の結果,より早くなぞり終えるパフォーマンスの向上には,他者のリール操作によってペンが逸脱しないように適宜,糸の張りを調整して全体の協調を保つバランサーの役割が関連することが示唆された.