日程

口頭発表2:集団・社会 (O2)

9月18日(金) 9:00 - 10:20
会場:大会メイン会議室(ZOOM)
座長:松香敏彦(千葉大学)
  • O2-1
    市川 淳 (神奈川大学)
    藤井 慶輔 (名古屋大学)
    本研究では,複雑で動的な運動協調における役割について実験的に検討した.3人1組で各自がリールを回して糸の張りを調整し,3本の糸につながれたペンを移動させて正三角形のモデルをなぞる課題を行わせ,糸の張力やペンの位置を計測した.線形混合モデルによる回帰分析の結果,より早くなぞり終えるパフォーマンスの向上には,他者のリール操作によってペンが逸脱しないように適宜,糸の張りを調整して全体の協調を保つバランサーの役割が関連することが示唆された.
  • O2-2
    近藤 秀樹 (九州工業大学 学習教育センター)
    遠山 紗矢香 (静岡大学)
    大﨑 理乃 (東京都立産業技術大学院大学)
    山田 雅之 (九州工業大学)
    本研究の目的は,知識構築コミュニティの構成員が,自らの集団的認知責任を意図的に発揮させることを支援する方法を提案することである.この目的のため,電子掲示板を用いて活動する知識構築コミュニティにおいて,各構成員の集団的認知責任の指標をリアルタイムに可視化するためのシステムを社会ネットワーク分析を利用して開発し,学習環境デザインを支援するコミュニティにて実践した.その結果,コミュニティ構成員の相互貢献に資する活動が活発になる傾向が示された.
  • O2-3
    東日本大震災においてビデオ動画に記録された48人の避難行動を再現する試み
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    鶴島 彰 (セコム株式会社)
    東日本大震災の動画分析により、逃げる/隠れるの避難行動が、出口からの距離で分かれる現象が発見・再現された。しかしそのシミュレーション構成には疑問があるため、より現実的な構成による再現を試みたところ、再現は可能であったが同時にパラメータ選択に強く依存することが分かった。 Black-Box 最適化と重回帰分析により、「周囲」のパラメータが重要である事が分かり、避難行動中の人間は非常に狭い範囲に注意を集中させるとの仮説を得た。
  • O2-4
    高橋 康介 (中京大学)
    島田 将喜 (帝京科学大学)
    大石 高典 (東京外国語大学)
    錢 琨 (九州大学)
    田 暁潔 (筑波大学)
    本研究ではタンザニア、カメルーン、日本の3地域でフィールド型実験を実施し、顔パレイドリア現象の地域間多様性を検討した。目と口に対応するパーツが存在する顔刺激とそうではない非顔刺激を呈示し、顔が見えるか判断させるという課題を行った結果、どの地域でも顔パレイドリアは生じたが、日本に比べてタンザニア、カメルーンでは顔パレイドリアが起こる頻度が低かった。以上の結果から顔パレイドリアの多様性の背景について議論する。