プログラム順

[OS03] バイリンガルと認知

9月18日(金) 16:00 - 18:30 会場:総合校舎D号館D34
  • OS03-1
    井狩幸男 (大阪市立大学)
    バイリンガルの子供の認知的発達に関する研究紹介を行い、このセッションの基調講演とする。バイリンガル児の認知発達研究についての先行研究を概観後、脳機能イメージングの観点から、関連分野の研究可能性を展望する。
  • OS03-2
    森(三品)聡美 (立教大学)
    日英同時バイリンガル幼児における時制概念の発達について紹介する。言語発達初期の長期的自然発話データにおいて、日本語と英語で時制形態素の出現時期に大きなずれがあることに基づき、概念と形態素発達との関係について考察する。
  • OS03-3
    田浦秀幸 (立命館大学)
    メタ認知能力の獲得に関して日本人モノリンガルと日英バイリンガルの比較研究を紹介する。幼稚園児対象に認知的葛藤をともなうタスクを課し、その行動データ及びタスク遂行時の脳賦活データの分析結果を報告する。
  • OS03-4
    赤木美香 (お茶の水女子大学)
    De Houwer(2009),田浦(2014)は,公教育での教育媒体言語がバイリンガルの優勢言語となり家庭内言語が非優勢言語となることに言及し,非優勢言語の発達研究の必要性を喚起している.本研究では,日独バイリンガル生徒(言語形成期後半10-15歳)を対象に,frog-storyナラティブを収集し,Labov(1972)の分析枠組みにより時系列型・因果律型構成要素の出現について調査を行い,日独バリンガルの言語使用の一端を明らかにした.
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