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(非)流暢性

  • P2-22
    定延 利之 (京都大学)
    本発表は,母語話者式の非流暢性を身につけることが学習者に役立つことを日本語について示そうとするものである.学習者20名に,発表者(日本語母語話者)の流暢な言い方と,概ね同内容の非流暢な言い方を真似させ,それを録音して日本語教育関係者111名に自然さを評価させたところ,非流暢な言い方の方が高い評価を得る場合が多かった.この結果は,母語話者式の非流暢性が,学習者にとって有益である可能性を示唆している.