キーワード索引

固有受容感覚

  • P2-44
    秋葉 直人 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    松下 彩夏 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    森田 磨里絵 (立命館情報理工学部)
    松室 美紀 (立命館大学OIC総合研究機構)
    柴田 史久 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    木村 朝子 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    身体表象とは,人間が自身の身体について持つイメージである.本研究では, 個人内での感覚モダリティの確からしさと身体表象との関係を,視覚と固有受容感覚に着目し検討した.実験では, 身体部位を視覚的にずらして表示したときの身体表象の変化と,個人の固有受容感覚の正確性を測定した.その結果,固有受容感覚が正確でない個人ほど身体表象が変化し,個人内での相対的な確からしさが身体表象変化に影響することを示した.
  • P2-53
    松室 美紀 (ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
    松下 彩夏 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    森田 磨里絵 (立命館情報理工学部)
    柴田 史久 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    木村 朝子 (立命館大学大学院情報理工学研究科)
    視覚情報が操作された状態で身体を動かすことにより,固有受容感覚の調整が生じ,身体を実際の位置とは異なる場所に知覚する現象が生じる.先行研究では参加者は操作された身体部位を直接的に観察していた.本研究では,視点の位置を操作することにより,体幹位置を間接的に操作した.直接的な視覚情報が与えられた腕との比較から,直接的な視覚情報がない体幹の固有受容感覚の調整は,腕よりも弱いことが示唆された.