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協調的問題解決

  • P3-14
    大滝 文一 (静岡大学 創造科学技術大学院)
    大島 律子 (静岡大学 創造科学技術大学院)
    大島 純 (静岡大学 創造科学技術大学院)
    本研究は,生成AIを活用した協調的問題解決における論証過程の差異を分析した.情報系学部生20名10組を対象に,品種改良食物をテーマとした課題に取り組ませ,トゥールミンモデルと談話分析を用いて議論構造と知識構築過程を比較した.高論証グループでは,生成AIの多面的な出力を批判的に統合し,議論を深化させたが,低論証グループでは解決志向に偏った結果,情報活用が限定的であった.AIを用いた学習支援の設計的工夫の重要性が示唆された.