キーワード索引

オノマトペ

  • P2-3
    宮本 真希 (北陸先端科学技術大学院大学)
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院)
    本研究では,図形から感じられる硬度の印象が,マンガの描き文字の特性によってどのように変化するのかを調査した.実験では,白い正方形が落下して地面と衝突する際に,衝突音を表す描き文字が正方形付近に表示されるアニメーションを参加者に提示し,衝突時の正方形の硬度印象を参加者に評価させた.実験の結果,図形に対する硬度印象の変化には,テキスト内容,文字輪郭の直線性,線の波打ち度合い(周波数)の影響が示唆された.
  • P2-20
    山田 柊太 (明治大学大学院先端数理科学研究科先端メディアサイエンス専攻)
    小松 孝徳 (明治大学)
    著者らの研究グループでは,コミック作品において「登場人物の身体のパーツを拡大して描写されているコマ」,「サイズ自体の大きいコマ」,「丁寧で繊細な描写が施されているコマ」の三種類のコマでオノマトペが使われていないと報告した.しかし,これは主観的な分類が行われた定性的な調査だった.そこでこの知見を定量的に調査した結果,オノマトペは「身体拡大」コマでは使われず,「サイズ大」コマ,「繊細」コマではむしろよく使われていることが明らかとなった.