キーワード索引

おのまとぺ

  • O2-2
    中野 珠実 (大阪大学大学院情報科学研究科)
    粟田 里恵 (大阪大学大学院情報科学研究科)
    大泉 匡史 (東京大学大学院総合文化研究科)
    桑野 大輔 (公益財団法人 神経研究所)
    佐治 伸郎 (早稲田大学大学院人間科学研究科)
    丹治 和世 (公益財団法人 神経研究所)
    加藤 進昌 (公益財団法人 神経研究所)
    本研究は、日本語オノマトペの意味理解と、実際の触感体験をオノマトペでどう表現するかを成人の自閉スペクトラム症(ASD)群と定型発達(TD)群で比較した。心理評価に基づくオノマトペの意味理解に両群で違いはなかった。一方、TD群と比べてASD群は布の感触に適合するオノマトペの選択がより限定的かつ独自的であった。これは、ASDにおいてオノマトペの語彙知識に問題はないが、感覚経験の言語表現に特異性があることを示唆する。