研究分野

ニューラルネットワーク

  • P1-9
    内海 健介 (大阪大学大学院工学研究科)
    東 広志 (大阪大学大学院工学研究科)
    田中 雄一 (大阪大学大学院工学研究科)
    横田 陽樹 (大阪大学大学院工学研究科)
    敵対的操作とは,人の意思に反する決定を誘導するために,外的要因を操作する行為である.本研究では,ヒト行動実験による調査と,ヒト参加者の回答傾向をリカレントニューラルネットワーク(RNN)を用いてモデル化することで,敵対的操作が人の行動に与える長期的な影響を明らかにすることを目指した.実験の結果,敵対的操作を受けると参加者やRNNモデルがその操作に対して耐性を獲得し,正答率が向上する可能性が示唆された.
  • P1-45
    佐藤 恵助 (東京大学大学院総合研究科)
    植田 一博 (東京大学)
    本研究では,生物でない対象の動きに生物らしさを見出す現象であるアニマシー知覚の個人差が,動きの観察時に想起する生物種の違いに起因するとの仮説を検証した.点の動きが「アリ」「ヘビ」であると事前に参加者に教示する2つの条件を設定し,点の進行方向の変化の角度の大きさとアニマシーの強さの評価の関係を条件間で比較した.その結果,仮説通りの結果は得られなかったものの,教示によってアニマシーの評価の傾向に違いが生まれている可能性が確認できた.