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往復書簡

  • P1-023
    横溝 賢 (札幌市立大学)
    鈴木 葵 (札幌市立大学)
    宮田 義郎 (中京大学)
    原田 泰 (株式会社デザインコンパス)
    過疎化の進む地域では、充実した医療・介護を求めて経済圏に転出する高齢者が増えている。高齢者の転出が進むと、その土地の記憶が消え、いずれは忘れ去られる場所になってしまう。そう考えた筆者らは、北海道浜頓別町に住む共著者・鈴木の祖父の生活世界を描き、往復書簡で祖父を含む道内外の知人に伝達・交流することを試みた。その結果、関係者らは相手の生活世界を受け容れることから、次第に自己を開示する生成的なコミュニケーションをおこなうようになった。