研究分野

文化人類学

  • P1-025
    中分 遥 (高知工科大学)
    佐藤 浩輔 (株式会社バンダイナムコ研究所)
    五十里 翔吾 (琉球大学,Virtualion株式会社)
    儀式または儀礼的行為とは形式的な構造を持つとされ,強い効果を持つとされるものや,重要な場面で行われるものが存在する.本研究では儀式の効果・重要性とその構造(規則性・複雑性・ランダム性)の間に関連があるか検証した.実験では,2つの動作を組み合わせることで多数の儀式を作成し,実験参加者は各儀式の効果・重要性,そして構造を評定した.実験の結果,儀式の効果・重要性の評定値は複雑であるほど高く,規則的であるほど低くなる傾向が示唆された.
  • P2-024
    伊藤 崇 (北海道大学大学院教育学研究院)
    子どもが家庭での日常生活においてどのように電子デバイスを使用しているのか。4歳から10歳の子どもたちの視点から見たときの使用実態を明らかにするために,11の家族にビデオカメラを渡して2日間の日常生活の様子を撮影してもらい,その映像を分析した。その結果,保護者の死角において電子デバイスを視聴していたことや,従来の使用とは異なる形で電子デバイスの機能の発揮に子どもが貢献していたことが示された。