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美学

  • P1-61F
    三浦 慎司 (名古屋大学大学院情報学研究科)
    川合 伸幸 (名古屋大学大学院 情報学研究科 心理・認知科学専攻)
    絵画において、教会や宮殿、あるいは洞窟における天井は、神々や動物などの姿かたちを描く場の一つであった。本稿では、天井に絵を描く、天井の絵を見る、という行為の意味について考察するために、天井画の歴史的変遷を辿る調査を行った。その結果、キリスト教絵画では、キリスト教公認以前から既に、地下墓所の天井に絵が描かれていたことや、スウェラシ島に存在する現存する人類最古の具象画が天井に描かれていたことがわかった。