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テキストマイニング

  • P2-23
    野澤 光 (東京大学総合文化研究科特任研究員)
    本稿は,書家が作品を自己評価した言語データを計量的に分析し,紙面上での文字の造形操作を検証した.書家が全16試行の作品を1文字ずつ自己評価した言語データを用いた.文字の造形操作に関する10種のカテゴリーに属する単語群を定義し,形態素解析を用いて,各カテゴリーに属する単語の生起数を文字ごとに集計した.紙面位置と試行数を要因とする2要因分散分析の結果,試行後半で,文字形態の安定した領域と,調整が続く領域に,紙面が分化した可能性が示唆された.