関連するキーワードで検索

意味処理

  • P1-25F
    趙立翠 (金沢大学人間社会環境研究科)
    安永大地 (金沢大学歴史言語文化学系)
    入江浩司 (金沢大学歴史言語文化学系)
    小島治幸 (金沢大学人間科学系)
    本研究は,統語処理優位性仮説を検証した。刺激として,意味逸脱句,統語逸脱句,統制句の3種類を用いた。参加者は,刺激を黙読し再認した。課題遂行中の参加者の脳内酸化ヘモグロビン(Oxy-Hb)濃度の変化を近赤外分光法(NIRS)を用いて測定した。分析の結果,意味逸脱句のとき,左下前頭回と左中側頭回が活性化した。統語逸脱句のとき,左中側頭回は活性化しなかった。これらの結果によって,日本語においても統語処理の優位性があることが示唆された。