大会プログラム

言語・比喩・インタラクション (O3)

9月19日(金) 9:30 - 10:50 会場:IB館 大講義室
  • O3-1
    趙曌 (広島大学)
    酒井弘 (広島大学)
    本研究では, 格助詞ガ, ヲの理解について (a) 自然発話での出現時期と実験での理解時期, (b) 複数の既存動詞間におけるガ, ヲ理解の相違に着眼し, 2歳から5歳の子どもを対象に既存動詞と用いられるガ, ヲの文理解実験を行った. 結果, ガは3歳, ヲは4歳から理解がなされ, 動詞間で理解に違いが見られた点で, 初期の自然発話でのガ, ヲはよく知っている動詞との使用であるという動詞固有の知識であることが示唆された.
  • O3-2
    岩崎安希子 (玉川大学)
    下斗米貴之 (玉川大学)
    阿部香澄 (電気通信大学)
    長井隆行 (電気通信大学)
    大森隆司 (玉川大学)
    ロボットと子どもの遊びを対象に,経験のある保育士が緊張をほぐして興味を引き出していく遊び戦略を分析した.その結果,子どもの行動から得られる指標からはその性格をある程度推定可能であり,さらに性格や緊張度・興味などを考慮して子どもを遊びに引き込んでいく戦略的行動決定があることが明らかになった.その過程で想定されたインタラクションにおける興味のモデルを議論する.
  • O3-3
    寺井あすか (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    中川正宣 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
    楠見孝 (京都大学大学院教育学研究科 )
    地村弘二 (東京工業大学 精密工学研究所)
    「AはBだ」という形式で表現される比喩の解釈として被喩辞(A)、喩辞(B)のどちらにも由来しない創発的解釈が生成される過程における、視覚的注意の変遷を検討した。実験では、「AはBだ」という形式の新奇比喩文、慣習的比喩文、字義通り文を被験者に提示し、自由に口頭で文の解釈を回答させ、課題遂行中の眼球運動を測定した。実験結果から、新奇比喩文において、創発的解釈生成前に被喩辞・喩辞をより注視しており、特に発話数秒前に被喩辞への注視が見られた。
  • O3-4
    河合祐司 (大阪大学大学院工学研究科)
    大嶋悠司 (大阪大学大学院工学研究科)
    笹本勇輝 (大阪大学大学院工学研究科)
    長井志江 (大阪大学大学院工学研究科)
    浅田稔 (大阪大学大学院工学研究科)
    三歳から五歳にかけて幼児が獲得する統語範疇(名詞や動詞など)の発達モデルを提案する.ベイジアン隠れマルコフモデルにより,語列からその隠れ状態を統語範疇として推定し,隠れ状態数の増加が発達を表現するとする.日本語,英語または中国語を提案モデルへ入力するシミュレーション実験を行った.その結果,実際の幼児の観察実験で報告された統語範疇の母語依存性と発達的変化を提案モデルは再現できることが示された.
ページのトップへ戻る