日程 9月14日(日) 15:20 - 17:20

オーガナイズドセッション (OS3-1)

会場:14号館4F(401)
デザイン・創造研究の現在から未来へ
オーガナイザー:
荷方邦夫(金沢美術工芸大学)
田中吉史(金沢工業大学)
青山征彦(成城大学)
猪股健太郎(熊本学園大学)
  • OS3-1-1
    公募発表
    竹内 一真 (多摩大学グローバルスタディーズ学部)
    本稿では世代断絶した和菓子の復活を通じて生み出される制作物に対してモノの物語的アイデンティティの代替的な再構築という観点から作り手の創造性を捉える.上記目的を捉えるために三人の和菓子職人へのライフストーリー・インタビューを行った.その結果,継承リソースと創発リソースを組み込み,新たなモノを生み出す過程が示された.最後に作り手の創造性を「触媒的生成」という観点から考察した.
  • OS3-1-2
    公募発表
    田中 吉史 (金沢工業大学)
    高柳 蘭 (金沢工業大学)
    同人作家による二次創作への動機づけと創作プロセスについて、7人の同人作家へのインタビューにより検討した。二次創作ではキャラクターに対する愛着を基盤とし、原作に書かれていない情報や、原作とは異なる仮定を置くことで創作を始めていた。二次創作では原作のキャラクターから大きく逸脱しないことが制約条件となっていた。また自作に対するファン共同体の読者からのフィードバックが、二次創作活動を継続する動機となっていることが示唆された。
  • OS3-1-3
    公募発表
    猪股 健太郎 (熊本学園大学)
    本研究では,測定尺度の作成をとおして,決定的瞬間とはどのように定義されるのか明確にするための検討を行った。予備調査では,300名の参加者から自由記述を収集し,その内容にもとづいて29項目の決定的瞬間を写した写真の特徴を抽出した。本調査では,これらの項目を用いて,参加者に写真の評価を求めた結果,決定的瞬間は “予測不可能性”,“刹那性”,“表象性”,“無意図性”の4因子で構成される概念であり,18項目で測定される可能性が示唆された。
  • OS3-1-4
    指定討論及びディスカッション
    大塚 裕子 (子中保育園)
    荷方 邦夫 (金沢美術工芸大学)
    竹内 一真 (多摩大学グローバルスタディーズ学部)
    田中 吉史 (金沢工業大学 メディア情報学部)
    猪股 健太郎 (熊本学園大学)