日程 9月13日(土) 10:35 - 12:35

オーガナイズドセッション (OS2-3)

会場:14号館4F(403)
続きはSNSで:ICTと生成AIは研究者や研究コミュニティのありかたをどう変えるか
オーガナイザー:
青山征彦(成城大学 社会イノベーション学部)
齋藤五大(東北大学 電気通信研究所)
小橋康章  (無所属の非職業的研究者  )
  • OS2-3-1
    認知科学オントロジーによる研究支援 
    招待講演
    広くは認知科学において、狭くは日本認知科学会において私の欲しいものが2つある。この話題提供はそれをご紹介して皆様のご助言を仰ぐものである。その2つを「ピースミール研究法」と「インターオントロジー」と呼ぶことにする。そしてそれらが欲しい理由は「無所属の非職業的研究者」という自分自身の現在の状況に照らして、学会活動を楽しんで続けられるための支援システムになるはずだから。
  • OS2-3-2
    分散マーケティングと人間研究
    招待講演
    橋田 浩一 (理研 AIP)
    分散マーケティングとはマーケティング(広告配信やアンケート調査や購買な ど、事業者と(潜在)顧客の間のさまざまなインタラクション)を各個人のパー ソナルAI (PAI)が仲介しワンストップ化することである。これは自ずと人間や 社会に関する研究のインフラにもなる。分散マーケティングを普及させて認知 科学をアップデートする可能性について述べる。
  • OS2-3-3
    生成AIを活用したセルフケアの開発と展望
    招待講演
    高木 源 (東北福祉大学)
    生成AIは、メンタルヘルスケアの領域で、より多くの人々に柔軟な支援を提供することを可能とする。加えて、生成AIは、専門外の領域の知見の整理やツール開発のためのコーディングなど、学際的な研究を推進するために必要な学習コストを下げ、分野横断の研究を促進する。以上を踏まえて、本発表では、生成AIによってパーソナライズドされた応答機能を活用したセルフケアツールの開発と、その効果検証の結果について紹介する。
  • OS2-3-4
    2025年の介護現場とその可能性
    招待講演
    金子 智紀 (非営利型株式会社KOTOBUKI)
    2025年、介護現場は「崩壊」の危機を迎えているが、日本は課題先進国として超高齢社会の知見や実践が国際的に注目されている。本発表では、介護現場で顕在化する課題と、そこから生まれる新たな価値や可能性について議論する。アジア諸国や北欧など他国の政策も参照し、「課題先進国」から「課題解決先進国」への道を考える。
  • OS2-3-5
    公募発表
    林 尚芳 (心理学研究コミュニティ あいまいと)
    櫃割 仁平 (ヘルムートシュミット大学)
    心理学研究コミュニティ「あいまいと」では,研究者と市民が持つ些細な好奇心である「研究のたね」を起点に対話が広がり,研究プロジェクトに発展している。2025年7月で3件の研究が進行し,うち1件は査読付き国際雑誌に採択。本稿では設立背景,クラファンやDiscordの活用,研究内容を紹介し,コミュニティサイエンスの効果・課題・解決案を議論する。また,あいまいとの特性(ファンコミュニティが基盤にある研究コミュニティ)を考察し展望を論じる。