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言語的認知プロセス

  • P1-024
    前田 晃弘 (北陸先端科学技術大学院大学)
    鳥居 拓馬 (北陸先端科学技術大学院大学)
    日髙 昇平 (北陸先端科学技術大学院大学)
    単語の意味を分散的に表現する単語ベクトルが四項類推課題を解くことはよく知られているが,そのメカニズムについては必ずしも明らかではない.本研究は,人工的なトイコーパスを用いて,文型や意味関係による言語構造上の制約に加え,文の出現頻度が四項類推課題を解くための平行四辺形の出現条件に関わっていることを示す.また,実コーパスを用いて共起行列の部分空間に平行関係が埋め込まれることを検証し,単語共起自体に内在する自然言語の構造を捉えることを試みる.