日程

オーガナイズドセッション (OS10)

行動実験と計算機シミュレーションの接続-認知的インタラクションフレームワークの構築に向けて-
9月5日(日) 16:00 - 18:00
会場:zoom会場No.2
オーガナイザー:市川 淳(神奈川大学),坂本 孝丈(静岡大学),大澤 正彦(日本大学)
  • OS10-1
    行動実験と計算機シミュレーションを組み合わせた三者の運動協調に関する検討
    市川 淳 (市川 淳)
    三者の運動協調を行動実験と計算機シミュレーションから検討した取り組みの概要を紹介する.1つ目は前者から運動データを分析し,集団全体のバランスを保つ役割がパフォーマンスの向上に寄与することを示した研究である (Ichikawa & Fujii, 2021, CogSci2021).2つ目は後者から役割を運動方程式で定式化し,役割の背後にある調整モデルを議論した研究である (市川・藤井, 2021, JCSS2021).
  • OS10-2
    話しかけ場面における認知的インタラクションのモデル化に向けた実験とシミュレーション
    坂本 孝丈 (静岡大学)
    人とコミュニケーション可能なエージェントを設計するためには,人やエージェントの内部状態,行動生成,内部状態の変化などをモデル化する必要がある.本発表では,話しかけ場面において生じるインタラクションを観察するために実施した実験手法や,実験を通して構築したモデルについて概説する.また,エージェントの内部状態の変化をモデル化するために実施した計算機シミュレーションについて紹介し,認知的インタラクションのモデル化手法について検討する.
  • OS10-3
    相互適応を中心に体系化するエージェント研究の現在と展望
    大澤 正彦 (日本大学)
    人とエージェントの相互適応はHAI研究において重要な研究として扱われてきた。特にエージェントが社会的承認をえる上で相互適応を前提とすることで、現在の技術的課題を回避できる可能性がある。相互適応を工学的に実装する上で、他者モデルは有望な基盤モデルである。本発表では、まず相互適応を主軸においた知能研究アプローチについて整理する。そして、発表者らが現在開発を進めている三階層他者モデルを紹介する。
  • OS10-4
    インタラクションのフィールドと計算モデルをつなぐ
    招待講演
    長井 隆行 (大阪大学)
    インタラクションの研究は、主に観察に基づくアプローチで行われてきた。しかし、AIが人とのインタラクションを射程とするためには、インタラクションの数理的なモデルが重要になると思われる。そのために、機械学習を基盤とした個の認知モデルと、実世界における複数個体のインタラクションを接合する必要がある。本講演では、こうした試みの一環として実施した研究や、得られた知見を紹介することで,本OSの主眼であるCIFの構築について議論したい。