日程

オーガナイズドセッション (OS07)

ゲーム研究の新展開(3)~認知データの計測と評価~
9月3日(金) 16:00 - 18:00
会場:zoom会場No.4
オーガナイザー:伊藤 毅志(電気通信大学),大澤 博隆(筑波大学),棟方 渚(京都産業大学),池田 心(北陸先端科学技術大学院大学),松原 仁(東京大学)
  • OS07-1
    公募発表
    大石 真史 (筑波大学)
    大澤 博隆 (筑波大学)
    本研究では,人間とエージェントの相互作用での社会的比較の効果を評価するシステム構築を目的とした.社会的比較は,タイピング課題とアンケートで評価する.同化と対比を誘発する2条件とエージェントが人間より能力が高いか低いかを示す2条件を組み合わせた4条件を作成した.条件操作は,使用者に与えるエージェントの情報やエージェントとのチャット,タイピング課題時の能力値で操作する.GPT-2とチャットボットで自動化したシステムを構築することができた.
  • OS07-2
    公募発表
    金泉 則天 (電気通信大学)
    伊藤 毅志 (電気通信大学)
    近年、人狼は不完全情報ゲームの新たな研究題材として注目されている。本研究では、「人狼において人はなぜ騙されるのか」の理由に対して、認知バイアスの観点から考察した。実験において、バイアスが生じやすいと予想される問題と生じにくいと予想される問題を作成して、それらを参加者に見せることで、意思決定の違いを考察した。結果として、注目する発話内容によって様々な形のバイアスの影響を受けて意思決定を行っていることが明らかとなった。
  • OS07-3
    パネルディスカッション
    伊藤 毅志 (電気通信大学)
    片寄 晴弘 (関西学院大学)
    中谷 裕教 (東海大学)
    棟方 渚 (京都産業大学)
    大澤 博隆 (筑波大学)
    人間のゲームプレイヤの認知過程を明らかにする研究は,様々な計測機器の生体計測機器の進歩に伴って新たな展開を見せている.対象とするゲームの種類も多岐に渡るようになり,多くのチャンネルで計測されたデータをどのように統合して評価するのかという新しい枠組みも必要になってきている.本OSではゲームプレイヤの認知データの計測と,それに基づく評価に着目し,ゲーム研究の新展開について考察していく.