キーワード索引

話の面白さ

  • sP2-5
    宿利由希子 (神戸大学)
    Gøran Vaage (神戸女学院大学)
    林良子 (神戸大学)
    定延利之 (京都大学)
    本発表では,日本語の対話において相手から面白い話を聞いた場合,学習者はその直後に応答しがちであること,また,母語話者より早い発話タイミングでの応答を好みがちであることを実験で示す.この結果は,「間」を単に「先行発話を解釈し,応答発話を準備する時間」ととらえては理解できない.少なくとも「間」の一部は,たとえば「束の間の沈思黙考」「たじろぎ」「態勢の立て直し」のような,不作為の行動と考える必要がある.