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会話の進行性

  • sP1-55
    阿部廣二 (早稲田大学人間科学学術院)
    牧野遼作 (早稲田大学人間科学学術院)
    山本敦 (早稲田大学人間科学研究科)
    門田圭佑 (早稲田大学人間科学研究科)
    古山宣洋 (早稲田大学人間科学学術院)
    会話場面の分析を通して会話中に飲み物を飲む行為の調節が達成される過程を検討した結果、1)発話が宛てられていない受け手になることで飲むことを開始できること、またそうした受け手も、発話の宛てられた受け手になる可能性が高い場所では飲むことを開始しないこと、2)話し手も飲み始めることがあり、それは発話の先延ばしとして理解できることが明らかになった。この点を、会話中に飲み物を飲むことの参与者間の相互調整と、会話と飲み物の関係の観点から考察した。