日程

パネルディスカッション (Pnl1)

9月1日(土) 16:30 - 17:50
会場:B棟2F グランドホール
パネリスト:
戸田山和久(名古屋大学)・入來篤史(理化学研究所)・松原仁(はこだて未来大学)・竹村和久(早稲田大学)
モデレータ:
川合伸幸(名古屋大学)
企画:
服部雅史(立命館大学)・川合伸幸(名古屋大学)
認知研究のこれから:心理学への批判と期待
パネルディスカッション
服部雅史 (立命館大学総合心理学部)
川合伸幸 (名古屋大学情報学研究科)
戸田山和久 (名古屋大学情報学研究科)
入來篤史 (理化学研究所)
松原仁 (はこだて未来大学)
竹村和久 (早稲田大学)
認知科学誕生の瞬間とされるMITでのシンポジウムから60余年,ナイサーの『認知心理学』が出版されてから50余年が経過し,認知科学と認知心理学は,当初の野心的な試行錯誤の集まりから,成熟して安定感のある学問領域に移行した。しかし,成熟とともに,研究アプローチ上のさまざまな論点や問題も明らかになってきており,一種の閉塞状況の予感もないとは言えない。そこで,この度の日本認知科学会と日本認知心理学会の共同開催を機に,認知研究のさまざまな問題について考えたい。特に,認知科学の中でとりわけ重要な位置を占めてきた心理学に焦点を当て,バックグラウンドを異にするベテラン研究者に議論をリードして頂いて,認知研究の原点に立ち返りながら,今後の研究の方向性について私たち一人一人が考えを深める機会としたい。