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洞察問題解決

  • O3-2
    織田涼 (立命館大学文学部)
    服部雅史 (立命館大学文学部)
    本研究では,問題解決における潜在ヒントの利用に,解決者の状態や特性の個人差が及ぼす影響を検討した.遠隔連想テストの一部の問題でヒントを閾下提示した.ヒントによる正答率の上昇効果と外向性および開放性の特性と正の相関が示され,環境からの情報受容性が高いほどヒントが利用されやすいことが示差された.また,ヒントの効果と覚醒水準の負の相関が示された.覚醒水準の上昇による認知機能の向上が,潜在ヒントの利用を妨害したと考えられた.
  • OS09-2
    小田切史士 (青山学院大学社会情報学研究科HIコース修士課程)
    鈴木宏昭 (青山学院大学)
    洞察問題解決において,潜在処理が重要な役割を担うことが示されてきている。本研究では複数の情報を連続して閾下呈示し,先に呈示された情報が後から呈示された情報によって上書きされる可能性を検証した。実験は洞察問題の正解画像を6秒間呈示したヒント画像呈示群,正解画像と上書き画像を3秒ずつ呈示した上書き画像呈示群,何も呈示しない統制群の3群で成績の比較を行った。結果,閾下呈示を行った両群の解決人数は同程度増加し,上書きは起こらなかった。
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