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日本認知科学会

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論文・レポート投稿


日本認知科学会編集委員会では、学会誌「認知科学」への論文投稿を募集しております。
また、学会誌への掲載には適当でない論文、報告書、文献集その他の資料をテクニカルレポート(TR)として認定し、あわせて募集しております。
皆さまからのご投稿をお待ちしております。

「認知科学」特集(第27巻第3号)
 論文募集のお知らせ

特集タイトル若手研究者の認知科学
掲載予定巻号: 第27巻3号(2020年9月発行)
担当編集者: 服部雅史・日高昇平(日本認知科学会編集委員会)

企画趣旨
わが国の若手研究者のキャリアパスは,この10年から20年の間に大きく変化してきました.近年では,わが国の研究力の低下も大きな問題となっています.こうした状況の中で,特に終身ポストの獲得を目指す若手研究者にとって,数多くの論文を書くことの重要性が,ますます高くなっています.もちろん,世界トップクラスのジャーナルに研究成果を出版することは重要ですが,母語の日本語で質の高い議論ができる場の存在も貴重です.そこで,日本認知科学会編集委員会では,テーマを限定しない若手研究者による研究を対象とした特集を企画します.この企画は,若手研究者のキャリアパス形成や助成金獲得の応援だけでなく,学会全体の活性化にも大きく寄与すると考えています.なぜなら,認知科学のような学際的分野では,さまざまな分野の多様な発想が不可欠であるからです.そういった意味でも,若手研究者の新鮮で自由な発想に基づく研究成果を期待しています.日本認知科学会は,これまでも様々な形で若手研究者の研究活動を支援してきました.特に,『認知科学』第24巻3号(2017年9月発行)で初めて企画した「若手研究者の認知科学」特集には,数多くの論文が集まり,一定の役割を果たすことができたと考えています.あれからちょうど3年が経過しようとしており,世代も少しずつ移行していますので,再び,同様の特集を企画いたします.

特集号で扱う論文
通常の一般投稿と同様,テーマは限定せずに,認知科学に関係する内容の論文を広く受け付けます.

投稿資格
投稿の時点で第一著者が以下のいずれかに該当する場合を対象とします.
・大学や大学院に在学中の方
・大学院修了(博士課程単位取得退学を含む)後3年以内の方
第一著者が上記の資格を有することがわかるような書類(例:学生証の写し)を投稿時に提出してください.
論文に関する連絡著者 (corresponding author) は,第一著者である若手研究者としてください.

さらに,「認知科学」投稿規程の「著者の資格」(投稿原稿の著者のうち少なくともひとりは本学会の会員であるか,または入会手続き中でなければならない.)を満たすことが必要です.

投稿方法
本特集では,プロポーザル方式で原稿を募集します.投稿を希望する場合には,以下の要領にしたがって,プロポーザルと論文を提出してください.

・プロポーザル:
2019年10月31日(木)までに,次の(1)~(11)を記したプロポーザル文書を電子メールで提出してください.件名は「若手研究者論文特集プロポーザル」としてください.提出先は,次の通りです.
csedit-wakate273_at_jcss.gr.jp(_at_ を @ で置き換えてください.)

 (1) 論文タイトル
 (2) 論文種別(研究論文,展望論文,ショートノート)
 (3) 著者全員の氏名・所属
 (4) 著者全員の会員資格(正会員・学生会員・非会員)
 (5) 第一著者の連絡先(氏名,住所,電話番号,電子メールアドレス)
 (6) 英文アブストラクト(150 words程度)
 (7) 和文アブストラクト(400字程度)
 (8) キーワード(日英併記,5個程度)
 (9) 研究分野・領域(下記一覧から選択,複数選択可)
 (10) 論文の目次案
 (11) 論文の内容(研究目的・方法・結果・考察など)(A4判3~4枚程度)

なお,論文プロポーザルの代わりにフルペーパーを提出していただいても結構ですが,その際にも上記の(1)~(9)の内容はすべて含めてください.
ただし,匿名査読のため,論文本文と上記(1)~(9)の情報は別ファイルでご提出ください.

・論文投稿:
プロポーザルで執筆が認められた著者は,2019年12月10日(火)までに,論文を電子メールにて提出してください.その際に,件名は「若手研究者論文特集投稿」としてください.投稿する論文は,『認知科学』の投稿規程,執筆規程にしたがって執筆し,「電子投稿の要領」にしたがって投稿してください.
投稿方法は,プロポーザルに対する返信の中で指示します(投稿システムによる投稿になる予定です).
投稿規定と執筆規定については『認知科学』のブルーページまたは日本認知科学会のWebページを,電子投稿の要領については日本認知科学会のWebページを参照してください.

スケジュール
投稿から査読,掲載に至るまでのスケジュールは以下の通りです.プロポーザルや論文投稿以外のスケジュールはあくまでも予定ですので,前後することがあります.査読結果によっては,第27巻3号の掲載に間に合わない場合もありますが,その際には,著者の希望に応じて,通常の投稿論文として査読を継続することができます.

2019年10月31日(木)プロポーザル締切
2019年11月10日(日)論文執筆可否の決定と執筆依頼
2019年12月10日(火)論文投稿締切
2020年1月31日(金)査読結果の返送
2020年3月31日(火)修正論文の提出締切
2020年4月30日(木)再査読結果の返送(採否決定)
2020年5月29日(金)最終原稿の提出締切
2020年9月1日(火)『認知科学』第27巻3号掲載

問い合わせ先
本特集に関するお問合せは,以下にお願いいたします.
 服部雅史・日高昇平(日本認知科学会編集委員会)
 csedit-wakate273_at_jcss.gr.jp(_at_ を @ で置き換えてください.)

研究分野・領域一覧
分野,領域からそれぞれ1つ以上のキーワードを選んでください.

分野
a.心理学 b.言語学 c.情報科学 d.哲学 e.社会学 f.教育学 g.神経科学 h.生理学 i.精神医学 j.文化人類学 k.社会科学 l.その他(   )

領域
01.視覚 02.聴覚・音声 03.その他の感覚知覚 04.言語 05.読み書き 06.音楽 07.学習 08.発達 09.推論・思考 10.記憶 11.知識 12.教育 13.感情 14.問題解決 15.相互作用 16.インタフェース 17.コミュニケーション 18.支援システム 19.ロボティクス 20.パターン認識 21.運動 22.遂行 23.意思決定 24.自己と性格 25.臨床生理 26.注意 27.複雑系 28.社会心理 29.動物認知 30.ニューラルネット 31.研究法・統計 32.その他(   )

「認知科学」特集(第27巻第2号)
 論文募集のお知らせ

特集タイトル「生きる」リアリティと向き合う認知科学へ
掲載予定巻号:第27巻第2号(2020年6月発行)
担当編集者:諏訪正樹(慶應義塾大学)、青山征彦(成城大学)、伝康晴(千葉大学)

企画趣旨
 「知」とは何か。それは、私たちが「よりよく生きる」ための資産である。「生きるための知恵」を探究すること、それこそが「知」の科学の目標であるはずだ。しかし、「知」の科学たる認知科学は、領域に細分化され、ある種の擬似問題(現実世界の諸要因を隠蔽した実験室内での課題)の解決に囚われ、本来の目標からは遠いところをさまよっているのが現状ではないだろうか。
 その根底には、研究方法論上の硬直があるように思う。20世紀初頭の行動主義への批判を経て確立された認知主義は、情報処理モデルに基づく条件統制された実験と計算機シミュレーションによって人間の認知を探究する「科学」的な方法論を手にしたと考えられている。こうした方法論によって明らかにされてきた知見も多くあるのは、事実である。
 しかし、この方法論の「成功」は、そのようなパラダイムにうまくあてはまらない認知の現象を切り捨ててきた結果として成り立っている。そこで切り捨てられたのは、日々の生活の中に埋め込まれた知の姿であり、人生の長期間に亘って学習される知の様相であり、フィールドや現場における実践で発揮される知、つまり、人が「生きる」ことに伴う諸現象である。別の言い方をすれば、状況依存性、身体性、個別具体性、個人固有性、一回性、偶然性、突発性など、人が「生きる」中で向きあわざるを得ない現実世界の多くの要因が見過ごされてきたとも言える。これらを切り捨てたまま、「知」の豊かな諸相を解きあかすことはできないであろうし、ひいては、よりよく生きることに資することにもつながらないであろう。こうした問題意識は、ブルーナーによるナラティブアプローチおよび民俗心理学(folk psychology)の提唱、サッチマンやレイヴによる状況への注目などにその原型を見てとれるが、近年の認知科学はややもするとこうした指摘とは別の方向へ向かっているように感じられてならない。
 認知科学は、今こそ果敢に実践の場に出て、人が「生きている」フィールドや現場のリアリティにしかと向き合うことに挑戦すべきではないだろうか。フィールドや現場に出るや否や、研究者は、現実世界の複雑系に向き合うことを余儀なくされ、研究方法論上の様々な課題に直面するはずである。研究者自ら、リアルな実践とともに生きる存在として、その実践の経験をどう観察し、振り返り、記述するのがよいか? そもそも、実践における何を研究の対象として焦点化し、どういった様相や側面に着眼するのか? 従来頻繁に取りあげられてきた研究対象や、従来型の研究方法論に固執しているだけでは足らない。人が生きている現場のリアリティにしかと向き合い、そこに立ち上がる問題意識に応じるには、従来あまり焦点が当たらなかった現象を研究対象に据え、新しい研究方法論を開拓しなければならないだろう。
 本特集号は、そういった果敢な挑戦を大いに奨励し、「生きる」現場に向きあう研究論文を募集したい。「論文とはこうあらねばならぬ」という従来のお作法を超えて、新しいスタイルの成果の提示の仕方を模索するような論文も期待したい。

特集号で扱う論文
研究を特徴付ける概念やキーワードとしては、例えば、以下のようなものが挙げられる
(これらに限るわけではない)

実践の内側からの観察、記述
一人称、二人称的視点からの観察、記述
当事者による観察、記述
研究者の個性、立場、人生を含む記述
シングルケースに基づく記述
リフレクションやメタ認知の手法の探究
ナラティブ(ライフストーリーやライフヒストリーを含む)
意味、価値、文化の醸成
人と人、人と場、身体と場のインタラクション
場のデザイン
「生きる」とともにある学びや変容
生活における身体知の学び

応募方法
 本特集ではプロポーザル方式で原稿を募集する。執筆を希望する場合は、3000字前後のプロポーザルを期日までに提出し、プロポーザルが採択された場合は、期日までに論文原稿を送付する必要がある。

プロポーザル提出:2019年6月30日(日)までに、論文タイトル、論文種別(研究論文、展望論文、ショートノート)、著者氏名・所属・連絡先(電話番号、e-mailアドレス)300字前後のアブストラクト、3000字前後のプロポーザル、キーワード(5個程度)をまとめたPDF文書を、後述するアドレスに提出する。件名は「認知科学27-2プロポーザル」とする。ただしプロポーザルにおける図や表、文献リストは字数としてカウントしない。

本論文提出:プロポーザルが採択された著者は2019年10月15日(火)までに本論文を電子メールで提出する。件名は「認知科学27-2投稿」とする。投稿する論文は、『認知科学』の投稿規程、執筆規程にしたがうものとする。

提出先
プロポーザル、本論文提出ともに以下のアドレスに提出する

提出アドレス:jcss272special[at]gmail.com
[at]を@に置き換えること

なお、提出後数日以内に、受領確認のメールを著者に送付する

スケジュール
おおむね下記のスケジュールを予定している。諸事情により変更の可能性がある。
2019年 6月30日(日) プロポーザル提出締切
2019年 7月15日(月) プロポーザル採択通知(執筆依頼)
2019年 10月15日(火) 論文原稿締切
2019年 11月30日頃   査読(1回目)結果
2020年 1月31日頃   査読(2回目)結果
2020年 2月29日(土) 完成原稿提出締切
2020年 6月初旬    2号発刊