「家の中の認知科学」 |
■■■ 認知科学会 冬のシンポジウム 2001年12月8日 (土) ■■■ 認知科学会は、恒例の冬のシンポジウムを12月8日(土)に東京大学(駒場キャ ンパス)において開催致します。夏の大会と冬のシンポジウムは認知科学会の 重要なイベントです。 今年は、「家の中の認知科学」をテーマとして開催致します。ぜひ活発に 御参加いただけますようお願い致します。 ■ 企画趣旨 ■ 今年の冬のシンポジウムでは、私たちが日常生活を行っている場、すなわ ち「家庭」における認知科学をテーマにとりあげます。 具体的には、道具の使いやすさ、情報整理学、女性論、家庭内情報処理の 支援、家族間のコミュニケーション、コミュニティとのかかわりなど、理論か らアプリケーションまで家庭に関わる幅広い範囲のものを対象にしたいと考え ています。「日常生活で役に立つ認知科学」とはどのようなものなのでしょう か。 研究者から商品開発をしている人までを含めた多様な議論ができる場にし ていきたいと考えています。 企画担当 野島久雄(NTT)、原田悦子(法政大学) ■ 場所: 東京大学駒場キャンパス12号館 1225教室 ■ (最寄り駅: 京王井の頭線 駒場東大駅前) http://www.u-tokyo.ac.jp/jpn/campus/map/map02/e02-j.html ■ 日時: 2001年12月 8日 10:00-17:00 ■ ■ 参加費: 無料 ■ 1) 資料代金(送料を含めて1000円) 2) 資料は会が終った後(1月頃)に、講演の内容・議論などを印刷物 として郵送します。 3)当日は、講演資料として簡単な要約を配布します。 ■ プログラムおよび発表者 ■ 10:00-10:10 開会挨拶 10:10-11:00 講演1:柏木恵子 (白百合女子大学) ・家族、家庭の価値、その人間関係に関する研究の重要性 ・認知科学は家庭の研究をどう進めたらよいか 11:00-11:50 講演2:中島秀之 (サイバーアシストセンター) ・家庭を中心とした場での人の行動支援について ・サイバーアシストセンタは何を目指しているのか 11:50-13:00 昼休み 13:00-13:40 講演3:串間努 (日曜研究社社長・昭和B級文化研究家) ・人はなぜ思い出を大切にするのか。癒しとしての思い出 ・「日曜研究家」とは何か 13:40-14:20 講演4 渡辺治雄 (ライオン(株)研究開発本部家庭科学研究所) ・家庭関連商品開発の現場における人間の研究はどうなっているの か ・商品の開発研究に認知科学はどういう役割を果たせるか 14:20-15:00 講演5 齋藤洋典 (名古屋大学) ・在宅看護の認知科学、説明と理解と行為をつなぐ知識処理 ・頭でわかるのと体でわかることの落差を知識処理の観点から見る 15:00-15:15 休み 15:15-15:55 講演6 若林幹夫 (筑波大学) ・家の中の社会学研究について ・家の中におけるテクノロジーの役割 15:55-17:00 コメント&議論 これまでの議論をふまえて、参加者みんなで議論しましょう。