認知科学会冬のシンポジウムのご案内
テーマ:対話と談話
日時:1995年12月9日(土)
会場:慶應義塾大学三田キャンパス 北新館ホール
参加費:会員と学生は1,000円、その他2,000円
参加申込:当日現地にて
言語学の意味論・語用論においては、談話表示理論、メンタルスペース、状況
意味論、談話管理理論、関連性理論など、談話に関するさまざまな理論が80年
代以降次々と現われ、理論的な展開が進みつつあります。一方、工学において
は、昨今の通信技術・インフラの急速な普及に伴って、コミュニケーションへ
の関心が高まり、自然言語処理にも新たな方向への進展が見られます。また、
最近国内外で進められている談話コーパスの作成は、談話の研究全般にわたっ
て影響を与える動きとして逃せません。本シンポジウムでは、対話・談話研究
におけるこうしたさまざまな動向に対し、認知科学的な広い視野から展望を与
えてみたいと思います。どうぞ奮って御参加下さい。
午前の部では、以下のような2件のチュートリアル講演を予定しております。
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10:00-11:00 東森 勲 (京都女子大) 「談話と関連性理論」
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11:00-12:00 石崎 雅人 (ATR) 「対話への実証的アプローチ」
午後の部は以下の3つのセッションを設け、サブテーマごとに研究発表と討論
を行ないたいと思います。
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13:00-14:50 話し言葉
河野 守夫 (神戸市外大)「話し言葉と音声」(仮題)
寺尾 康(常葉学園短大)
「言い誤り分析−わかり始めたこと・まだわからないこと−」
ディスカッサント:伊藤 克亘 (電総研)
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15:00-16:00 言語学習
仲 真紀子(千葉大)「対話における語彙獲得」
ディスカッサント:錦見 美貴子 (電総研)
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16:10-18:00 対話とコミュニケーション
小磯 花絵(千葉大)「地図課題対話から何が学べる」
伝 康晴(ATR)「計算機同士の対話: 対話リーグ戦とその周辺の話題」
ディスカッサント:難波 和明 (東京理科大)
連絡先:橋田 浩一(オーガナイザ)・永見 武司
〒305 つくば市梅園1−1−4
電子技術総合研究所自然言語研究室内
E-mail:hashida@etl.go.jp,nagami@etl.go.jp
FAX:0298-58-5930