日程

オーガナイズドセッション5 (OS05)

Nudge: Design and choice architecture in J・D・M
8月30日(木) 16:10 - 18:40
会場:A棟2F AC231
オーガナイザー:中村國則(成城大学),本田秀仁(東京大学)
  • OS05-1
    招待講演
    山根承子 (近畿大学)
    セイラーとサンスティーンが2008年に提唱した「ナッジ(nudge)」は、人々がよりよい選択をするように誘導するような仕組みを考えることを目指している。ナッジは選択の自由を禁じたり、経済的なインセンティブを大きく変えたりするものであってはならない。人間の意思決定のクセを利用して「誘導」することが望ましいとされている。本講演では様々なナッジの事例を紹介しながら、主にナッジの持続性について議論したい。
  • OS05-2
    招待講演
    大瀧友里奈 (一橋大学)
    日本の水道において、スマートメータの将来的な導入が検討され始めており、それに伴い各家庭に対して使用量の見える化サービスを行うことが想定されている。しかし、どのように見える化するのか、また見える化により使用量がどのように変化する可能性があるのか、という検討は全く行われていない。そこで、本稿では、社会的規範を用いて水使用量を見える化するフィールド実験を6か月にわたって行った結果を紹介する。
  • OS05-3
    "充分"と感じるのか"足りない"と感じるのかは報酬の渡し方次第: 非言語的フレーミング効果による評価の変化
    ※大会ホームページでの公開が許可されていません
    公募発表
    大貫祐大郎 (東京大学総合文化研究科)
    本田秀仁 (安田女子大学心理学部ビジネス心理学科)
    植田一博 (東京大学総合文化研究科)
    属性フレーミング効果を扱った従来の研究では, 評価対象への言語的な表現方法を操作することで, 対象への評価を変化させていた. 本研究では, 非言語的な方法で報酬に対する捉え方 (利得, 損失)を変化させることで, 報酬に対する評価が変化するのかどうかを検証した. その結果, 報酬の受け取り方を変化させることで, 報酬に対する満足度が変化する非言語フレーミング効果が生じることを明らかにした.
  • OS05-4
    公募発表
    白砂大 (東京大学総合文化研究科)
    本田秀仁 (安田女子大学心理学部ビジネス心理学科)
    植田一博 (東京大学総合文化研究科)
    身体性認知の研究において,身体状態と心理的状態との関連は長年,議論されている。本研究では,体勢という身体状態に注目し,前傾の体勢が意思決定に与える影響について,座面が前方に傾いた「前傾椅子」,および傾きのない「通常椅子」を使用し,行動実験により検証した。結果として,座面の重心が前方にかかっていた参加者は,より積極的・寛容的な意思決定を示す傾向にあった。本研究の知見は,望ましい意思決定に向けた環境設計につながる可能性が期待される。
  • OS05-5
    公募発表
    中村國則 (成城大学社会イノベーション研究科)
    今川翔太 (成城大学社会イノベーション学部)
    切りのいい値を基準として行動が変容するという概数効果(round number effect: Pope et al, 2011)を検討するため,2005年から2017年までの日本プロ野球の打率成績を分析し,打率が2割9分9厘の打者の数と3割0分0厘の打者の数を比較した.その結果,前者に比べ後者の比率が不自然に高いことを見出した.