大会プログラム

ワークショップ3 (WS3)

9月18日(木) 16:50 - 18:50 会場:013講義室
    企画:
    高野陽太郎(東京大学)
    話題提供者:
    高野陽太郎(東京大学)・柳生崇志(沖縄女子短期大学)・李承玉(東京大学)・森島泰則(国際基督教大学)
    指定討論者:
    玉岡賀津雄(名古屋大学)
    外国語副作用
     「外国語副作用」は、母語ほどには習熟していない外国語を使用している際に生じる、一時的な思考力の低下です。
     「外国語の使用には困難が伴う」という周知の事実それ自体ではなく、そのことと関係はしてますが、基本的には別の現象です。外国語の使用が困難であるために、いわばその「しわ寄せ」を受けて、言語処理と並行して行う非言語的な情報処理、すなわち思考が妨害されるという現象です。
     「外国語を学習すると頭が悪くなる」という後遺症的な影響ではなく、あくまでも、実際に外国語を使用している最中にかぎって生じる、一時的な思考力の低下です。

    ワークショップの構成
     はじめに、企画者の高野が、外国語副作用という現象とそれが生じるメカニズムについて説明をします。外国語副作用の存在を実証した二重課題実験の基本的な方法についても説明をします。
     続いて、柳生と李が、二重課題実験による研究について発表を行ないます。柳生は、思考に内言が伴う場合に外国語副作用が生じるかどうかを検討した実験を紹介します。李は、言語処理のどのプロセスが思考に干渉するのかを検討した実験を紹介します。
     森島は、二重課題実験ではなく、読解における矛盾検出課題を用いて、外国語副作用を検証した実験を紹介します。
     これらの実験について、玉岡が論評を行ない、話題提供者とともに討議を行います。
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